皆がいるから『 Fischer's』

勝負の行方 ページ22

シルク達が自転車を降りて袋を持ちながらこちらに向かってくる

ダーマにアイコンタクトをとり作戦を決行する

ダ「にしてもマサイに彼女ができるなんてな！
イケメンは恨ましいですねこのやろう！」

マ「俺褒められてんの？貶されてんの？笑」

モ「一応褒めてるんじゃない？笑
でも、本当にAで良かったの？
確かに明るいし誰にでも優しいけどさ
たまにアホなこと言い出すしシルクと対等にやりあえるくらいのパワーゴリラだよ？」

あ「モトキ酷くない！？
上げて落とすスタイル1番傷つくんだけど！？」

モ「だって事実だし」

あ「マサイ君〜泣」

マサイ君に抱きつくと顔を真っ赤にしながら少し緊張気味に頭を撫でてきた
うん、可愛い

ぺ「イチャつくなら他所でやって下さーい」

ダ「リア充全員爆破してえ」

ザ「マサイに先越されたかー！
俺も彼女出来ないかなー」

ちょっと待って
今、物騒な言葉出てきたよね？
え？私以外全員スルーなの？
あ、ダーマの通常運転か成程←

シ「何騒いでんの？笑」

暫く騒いでいると今回のターゲットである2人が合流してきた

ン「てか、なんでAはマサイに抱きついてんの？笑
なんかあった？笑」

ぺ「あー、実はさーマサイとAが･･･」

あ「ちょ！ぺけ君待って！」

ぺけ君が言おうとするのを慌てて止める
こうする事で更に興味を持たせることができるはず

シ「なんだよ慌てて笑
マサイとAがどうしたんだよ？」

マ「えーっと実はさ･･････


田中、俺から言っても大丈夫？」

後ろめたそうに確認をするマサイ君
めっちゃ演技上手いんですけど！
笑いそうになるのを堪えて小さく頷く

マ「あのさ･･････





俺ら付き合うことになったんだ」

ンシ「･･････」

数秒間の沈黙が生まれ、それを破ったのはシルクだった

シ「いやいやいや笑
どーせドッキリだろ？笑
お前ら今日初めて会話したんだから」

ン「そーそー笑」

まあ、こういう反応になるのは想定済みである

あ「私がマサイ君に告白したの
一目惚れってやつかな？
最初会った時に綺麗な顔してるなーって思ってただけなんだけど話してる内に好きになってた」

少し照れたように小声で話すと2人の目がこれでもかと言うくらい開く

シ「マサイはなんでokしたんだよ！？」

言い方によっては失礼だなこの野郎
私にはそんなに魅力がないですかそーですか





そんな時マサイ君が


マ「田中は俺にはないものを持ってるんだ」

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