シルクという男 マサイside ページ12
マサイside
4月になり、進級すると共にクラスが替わり新たな生活が始まる
内気な性格の俺は自分から声をかけるなんて出来るはずもなく新しいクラスに馴染めないでいた
ため息を漏らしながら桜が散っていく校庭を眺めていると
？「なーにため息ついてんの？幸せ逃げるよ？」
マ「別にー
新しいクラスに馴染めるかなーって思っただけだよ」
？「相変わらず心配性だよねマサイは」
マ「うるせぇ
ぺけだって初対面の人間には人見知り発動するじゃん」
幼稚園から一緒にいるぺけたんが声をかけてきた
ぺ「俺は話そうと思えば話せるし
マサイだって俺や他の友達と遊ぶ時は普通じゃん
もっと自分から話しかけてみればいいのに」
マ「それを実行出来たらとっくの間にしてるっての」
ぺ「それもそうか笑」
普段通り話しているとしばらくしてぺけが真剣な口調で
ぺ「まだ苦手なの？
シルクのこと」
マ「･････････」
俺のいた幼稚園にはシルクって呼ばれてるやつがいた
そいつはいつも大人数で遊んでてリーダー的存在だった
小学校でもふざけては先生に怒られて、廊下に立たされてるのを見かけた時もあった
それでも運動もできてサッカーやバスケ･学校の運動会などでは常に表彰されていて、勉強もそこそこ出来る人間だった
常に人の中心に立っているあいつは俺とは正反対で勝手に苦手意識を持っていた
マ「ぺけたんってシルクと仲良いんだな」
ぺ「まあ、幼稚園から一緒に居るからね
くされ縁ってやつだよ笑
あいつに巻き込まれて先生に叱られることだって多かったし笑」
マ「そういえばお前もよく廊下に立たされてたよな笑」
ぺ「俺は基本一緒に遊んでるだけなんだけどあいつがいっつも暴走するせいで被害にあうんだよ笑」
マ「何か想像できる笑」
チャイムがなるまで、ぺけたんとたわいもない話をして過ごした
小学校の思い出
ペケたんが今年はレギュラーになれるかもしれないという話
カードゲームの話
お互いのペットの話
兄弟の話
話していると時間が経つのはあっという間で、もうすぐで始業式が始まる
俺達もお互いに自分の席に座り担任が来るのを待っていた
周りを見渡すと一つだけ席が空いていてカバンも置いていない
初日から遅刻か？度胸あんな
そう思いながらぼーっとしていると
ガラガラッ！！
？「ギリギリセーフ！」
嘘だろ･･････
なんで･･････
なんでシルクがいるんだ？
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明日香(プロフ) - 美夢さんありがとうございます！現在ここからどう持っていくか苦戦中ですが良い物を作っていけるように頑張ります！リクエストネタも受け付けていますので良かったらリクエスト下さい！ (2019年7月19日 12時) (
レス) id: dde038e968 (このIDを非表示/違反報告)
美夢(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！頑張ってください！ (2019年7月19日 12時) (レス) id: 70c1150dfd (このIDを非表示/違反報告)
明日香(プロフ) - ゆうさんコメントありがとうございます！今の所本当に誰落ちか決めてないのでもう少し人気が出て続編が決定したらアンケートを取ろうと思っているので引き続き愛読していただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年5月28日 17時) (レス) id: bdb85445ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - モトキ落ちで見たいです (2019年5月28日 16時) (レス) id: 487c49b670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明日香 | 作成日時：2018年10月26日 2時
