二話 話合い ページ3
雑談が終わると護衛の男と父は二人で話したいだろうと席を外す。
(別に話したいことはないんだが…)
考え込んでいると、grが話しかける。
gr「いやはや、こんなに綺麗な人を見れたんだ。海を渡った甲斐があったよ。」
「そうですか。この国を出たことがありませんのでよくわかりませんが。良かったです。」
素っ気なく返せば、grは、くつくつと笑いだす。
gr「ここまで、女性に素っ気なくされたのは初めてだ。こんな平和ボケした国に大した女性はいないと思っていたがそうでもなさそうだ。」
(わかりやすい挑発。そう簡単に乗らないわ。)
そう思って、Aが言葉を返そうとするの遮りgrが話を続ける。
gr「こんな平和ボケした国にこんな逸材がいたとはな…宝の持ち腐れだな。」
ブチリと音が聞こえた気がした。
Aは、この国が大好きだ。それぞれ違った幸せを大事に抱えているこの国の人たちが大好きだ。それをこの男は何と言った？
〈宝の持ち腐れだな。〉
大きな国からすれば、確かにこの国は力が弱いのかもしれない。
けれど、軍は…国は、頭は下げても志は下げないと決め軍事力を上げここ2.3年の戦果は負けなしだ。
この国の強さを知らないくせに宝の持ち腐れとは…
「呆れた。」
gr「？？？」
「ごめんなさい。私そちらの知識はあまりないのだけれど、一言」
Aは立ち上がり、掛けてある木の剣と長い木の棒を取り木の剣をgrが座っている方の床に投げる。
「武器を拾いなさい、話はそれからよ。」
Aは、初めてgrを見て宣戦布告した。
grは、ぽかんとした表情からいたずらの笑みに変わった。
「あなたが勝てば、あなたの要求を一つ聞きましょう。私が勝てば、この国の言葉かにしたことを謝っていただきます。」
そういうと、Aは、草履を履きgrに視線でついて来いと送り訓練場のような広場に連れて行く。
着くと、護衛の男と父も居た。
『やっぱりな。』
「最初かこうなると思って、この店にしたのでしょう？」
『まぁね』
tn「ど、どういうことですか？」
「あなたの上司が私に喧嘩を売ったので買っただけです。」
tn「ちょ！！！grさん！？あんた何やってんの！？！？」
gr「どんな反応するか気になってな。」
tn「バカなの？？？しかも、女性！！怪我したらどないすんねん！！」
「ご心配ありがとう。けれど、決まったことなの。二人に審判してもらいたいのだけれど？」
二人は、了承し
grとAは武器を構えた
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作者名：ピアッサー | 作成日時：2024年3月28日 23時
