【ｄ！】トップアイドルだけど文句ある？【アイカツ】 (ページ8)

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七話ページ8

午後の授業を終えアイカツシステムの場所に案内される。
ドアを開けると
美「A！！！」
「美月！？ほ、本当に来たの！？！？」
美「当り前じゃない！！貴方のライブが見れるんですもの！！お仕事がんばっちゃった！」
本当にうれしそうな顔をする美月に涙があふれそうになった。
「美月…私、もう一回夢を追いかけてみたいの…手伝ってくれる？」
美「うふふ、もちろん！私にできることならなんでも！」

美月が背中を押してくれる。
アイカツシステムの光の中を駆けぬけてステージに飛び出す。

私は、今日の今から変わるんだ。

曲が流れる
今日が生まれ変わるsensation！全速力捕まえて！！
最初のターンを綺麗に決める。
その瞬間、過去最大のアイドルオーラがステージ全体を覆った。
私だけでなく、何かを変える一歩が踏み出せない子に届くように大きな振りで体全体で伝えた。
会場のテンションが一気に上がる。
スペシャルアピール。何度も練習してつかみ取った。私だけのアピール。
会場の君に向けて
悩んでいた雲が晴れ月がその姿を現す。
君にもその力があるのに使わないなんてもったいない！心の中で叫ぶ。
にやりと少しいたずら的な笑いを君に向けたが伝わったかな。

始まる夢と始める奇跡

それは、

私を待っている！！！

真っすぐ未来に指をさして曲が終わった。

会場はすごく盛り上がり、一年生たちは、立ち上がり本物のアイドル！？嘘！！カッコイイなど様々な声が上がった。
今の自分が信じれなかった。気まぐれにしていたライブには、本当に私を知るファンしかいなかった。そんな私のステージでいいのかとも思った。
けど、皆の笑顔が見れて皆がステージを楽しんでくれて
「幸せだなぁ…」
たまには、こんなライブもいいのかもしれない。

観客席を見ていると生徒会メンバーが一緒に見ていた。
彼らも楽しんでくれただろうか？
私が出てきて驚いただろうか？もしかしたら、うすうす気づいていたかもしれないな。
今日は、楽しい気分だ。まだまだ歌えそうだ。
『ここで！スペシャルゲストです！！神崎美月さんです！！』
スピーカーから聞こえた。言葉に振り返る。
「美月！？え！？」
美「あなたのステージ見てたら居ても立っても居られなくて…」
照れくさそうに笑う美月
「一緒に歌ってくれるの？？」
美「そのためにステージに上がったのよ。」