【ｄ！】トップアイドルだけど文句ある？【アイカツ】 (ページ3)

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二話ページ3

ゾムさんと話すと意外にも彼は子供っぽくフードで表情は分からないが喜怒哀楽がはっきりした人だった。
ゾムさんと別れ学校までのルートを確認し終えた私は、家に帰り明日の準備をして早めの眠りについた。

朝起きて、朝食を取り誰もいない部屋を出る。
「行ってきます！」
学校に着くとクラス分け表の前でみんなが集まっているのを目にする。
「私も見ないと」
目はいい方なので少し後ろから席を確認する。
１－A 席は…真ん中の席か。
それを頭に入れ、教室に向かう。
教室のドアを開け、席に着く。
次第に人が集まり、先生が入ってくる。
(あの人が担任の先生なのかな？)

「俺は、誘導係だから担任とは限らねぇぞー」
少し間延びした。口調の先生は、何人かの生徒に知られているようで絶対らだお先生じゃんーまじかーなど様々な声が上がった。
(先生…嫌われてるわけじゃないんだよね…？)
私は不思議に思いながら先生の誘導に従い体育館に移動する。
「わぁ、ひろい。」
広々とした体育館に私は素直な感想を溢す。
並べられた椅子に座り式が始まる。
『では、生徒会長からのお祝いの言葉です。』
スピーカから聞こえた言葉に少し空気が変わり皆の背筋が伸びる。
(生徒会長…スターライトクイーンみたいな感じなのかな？)

金色の髪に日本人離れの整った顔の男子生徒がマイクに立つ
グ「桜が満開のいい日に入学した生徒諸君。生徒会長のグルッペンだ。」
(ドイツのハーフかな…ドイツの軍服意外と好きなんだよなぁ。)
グ「この学校の校訓文武両道を適度に守って自分の好きなことを貫いてほしい。以上」
お祝いの言葉を述べると拍手が起こる。
少し遅れてAも拍手を送る。
式が終わり教室に帰ろうとしたときに学園長から呼び出しをいただいた。
(なんだろう…仕事も今のところないし、スターライトクイーンカップも終わってる)
頭を悩ませながらドアの前に着き、ノックをする。

「天地です。」
返事があるまで部屋に入ってはいけない。
(美月から教わったなぁ…)
『どうぞー』
ドアを開けて一例をして中に入る。
「ご用件は？」
『あぁ、君がここに入学するにあたってスターライト学園からアイカツシステムの導入が決まったんだ。』
アイカツシステム、アイドルが衣装に着替えるためステージを作るためのシステム
「ステージですか？」
『うん、お願いできるかな？』
「わかりました。日程は？」
『明日の15：00に一年生と生徒会のメンバーが観客でお願いするよ。』