【ｄ！】トップアイドルだけど文句ある？【アイカツ】 (ページ16)

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十五話ページ16

それが感じれたのなら
「土俵の一歩手前まではこれたんじゃない？」
鬱「アイドルってのも大変やな…」
鬱さんは山積みの提出物を書く手を止めてこちらを見る。
「そうですね。基本体力仕事なんで崖登ったり、走ったり、木を切ったりもしましたね。」
ゾ「え？俺の知ってるアイドルやない…」
ゾムは、そんなの知らないという顔でこちらを見る。
春は、歌詞を読み込むために紙とにらめっこ状態だ。

ト「焦ってもいいことないですよ。ジャスミンティー入れたんで休憩しませんか？」
春「え！？あ！！は、はい！！」
(しばらくの課題は、この上がり症を何とかすることだなぁ)
シャ「珍しいやんけ、トントンが女子に話しかけるなんて(ニヤニヤ」
ト「そうか？がんばってる人見たら応援したくもなるやろ」
鬱「これは、ねぇ？？」
シャ「お？大先生もそう思う？」
なにやら、こそこそ会議しているが今は置いておこう。

その日、何回も反復練習したおかげか春は、予想以上の成長を見せた。
家に帰り、デザインの製図をしていく。
製図したものをトルソーに待ち針で刺しなんとなくの完成系をイメージする。
布を切っていく。気づけば、0時を回っていて寝る支度を整える。
今回のオーデションの商品はウチのプレミアムレアドレス、スパイシーオーロラドレス
企画には、一般生徒も参加する。ダンス経験者や能力の高い生徒はこの学校にはたくさんいる。
簡単には、優勝できない。
この学校に来て初めてできた友達だからこそ実力をつけて勝ち抜いてほしいと思った。

ドレスに向き合い。
「ファイト、春」
そう言って、布団に入った。

朝学校に行けば何やら騒がしく女子生徒があわただしく駆け回っている。
教室のドアを開け
春に状況を聞く
春「今日の朝、学校掲示板にオーディションのことが書かれてたんだ。たぶんそれじゃないかな？」
「なるほど。それで女子が騒いでたってことか。」
今日から忙しくなりそうだ。
主に女子生徒から逃げることが
「春、今日は、体力作りだから動きやすい服持ってきた？」
春「う、うん。一応ジャージ持ってきたよ。」
準備ばっちり。今日は、走り込みと筋トレが主だがそれだけだと面白くないので
「鬼ごっことかくれんぼね！」
春「鬼ごっこ…かくれんぼ…」
ちょっと、絶望している春の顔が面白かったのは言わないでおこう
放課後が楽しみだ。