十三話 ページ14
お昼休みになり、春を連れて生徒会室に向かう
グ「お、来た来た。椅子を用意しよう」
早めに来たので生徒会室にいるのはグルッペンさんだけだった。
「ありがとうございます。春座って？」
春「え？うん」
困惑しながら座る春
「これが企画書でこれがうちが出すデザイン」
グ「ほぉ、内容もしっかり書かれている。衣装は自作も可ダンス曲は固定…いいんじゃないか？これで進めよう。こちらで提出しておこう」
「ありがとうございます。それともう一つ、春を特訓するために時間がある時でいいので何人か貸してほしい人材が」
グ「誰を貸してほしいんだ？」
「ゾムさんとオスマンさんそれとエーミールさんを」
グ「ほぉぉ、どうしてその三人なんだ？」
「体力作りにゾムさんを流行に敏感なオスマンさんを知識が豊富なエーミールさんを希望します」
グ「なるほど、そうだな、春君と言ったね。君の信念を聞かせてもらおう。私が納得できるものならその三人の協力を許可する」
春「信念…」
グルッペンさんは春の目を見てそらさない。顔がいいだけに普通の女の子ならこれだけで惚れてしまいそうだ。
春「私の信念 oneselfのミューズになることです！」
グ「ほう？それは何故？他にもたくさんのブランドがある。なぜoneselfなんだ？」
春「それは…それは！oneselfの様に！Aさんのように強くなるためです！！」
それを聞くと、グルッペンさんはにやりと笑い
グ「いい信念じゃないか。」
春「どれだけ時間がかかっても絶対に！ミューズの座について見せます！」
春の目に迷いわなかった。
「これだけ惚れてくれると嬉しいものだね」
それを聞いて、鞄からドレスカードを春に見せる。
いくつものoneselfの衣装に春は目を輝かせる
「春、ミューズになるということは、このカードたちを着こなせないといけない。着られてはいけない。わかってるね？」
春「うん、私…oneselfの衣装を着こなしてみせるよ！」
前のように顔をそらすわけでもなく、しっかり目を見て思いをぶつける春に私はうなずいた。
「グルッペンさん協力していただけますか？」
グ「いいだろう。許可しよう。それで？いつまでドアの前に突っ立て居るんだ？」
そういうと、ドアが開き
生徒会メンバーが
ゾ「いやー、聞くつもりはなかったんやけど…」
シャ「なんとなく入りずらくて…」
と言いながらぞろぞろと入ってくる。
全員がそろいお昼ご飯になる。
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作者名：ピアッサー | 作成日時：2024年3月31日 1時
