【ｄ！】トップアイドルだけど文句ある？【アイカツ】 (ページ13)

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十二話ページ13

書き物をしていたトントンさんがこちらに気づいた。
ト「あれ？Aさんやん。どないしたんや？」
「書類をもらいにとついでに企画があるならそれを軽く目を通そうかと」
ト「書類？隣に居る子か？」
春「は、はい！！Aさんのブランドのミューズになるためにアイドル申請書をもらいに来ました！！」
ト「みゅ、ミューズ？」
「簡単に言うとブランド専門のモデルです。そのブランドの顔になります」
ト「はぇぇ、すごいなぁ。頑張ってなぁ」
そういいながら、書類と春に渡しながら説明する。
ト「それ、親御さんの承諾もいるからちゃんと話し合ってな」
春「承諾…」
不安そうな顔をする春の手をそっと覆った。
春「Aちゃん…」
「自信もって」
そう言えば、トントンさんが
ト「高い壁は、潜れば大丈夫です。進むのを諦めないでください」

春ちゃんはその言葉を聞いてお礼を言って生徒会室を駆け出して行った。
シャ「青春やなーなぁ！大先生」
鬱「うるさいで？僕が今日振られたん知ってて言うてるやろ…シャオちゃん…」
グ「なんや？また新しい彼女か？」
鬱「グルちゃん！！Aちゃんの前で言わんといて！！」
「なんとなく気づいてますよ」
鬱「え？…Aちゃん、まじ？」
「まじです」
そんなことを言いながら書類に目を通す。

「グルッペンさん、企画としてやりたいことがあります」
グ「ほう、おもしろそうだな詳細を聞かせてくれ」
企画の話をすれば、最終下校時刻になる。
家に帰り、正式な企画書を書きデザインを考える。
23：00には就寝する。
仕事が詰まっていないとこんなに早く寝れるのかと思い眠りにつく

春が浮かない顔をして席についているので声をかける。
「上手くいかなかった？」
春「Aちゃん！！…うん、でも！私諦めないよ！！」
「そう、じゃあ、良いこと教えてあげる」
そう言って、一枚の紙を春に見せた。
春「ジューンブライドオーディション？？」
「うん、一般の人も見れるライブステージ、oneself主催のね」
春「もしかして…？？」
「そう、このステージで貴方の本気親御さんに見せつけてみたらどうかな？」
春は、泣きながら感謝を述べる。
くしゃくしゃの顔に笑いながらも春に言った。
「今日からレッスン開始だよ！体力もだし、歩き方もダンスも鍛えるとこはいっぱいあるからね？」
春「はい！私、挫けないよ！！」
一か月と少し及第点までいけるか。