一話 ページ2
スターライトを卒業し私は、ほかの学校はどんな事そしているのかが気になり高校は我々学園に入学した。
入学試験というテストと面談があることを知った。
面談で話した内容はほとんどスターライト学園での話だった気もするが。
「合格はもらえたし、これから新しい生活が始まるんだ。しっかりしなきゃね」
引っ越し作業を終え、我々学園の近くに引っ越した私は気分転換に散歩に出かける。
学校までのルートをゆっくり歩いていると
公園で遅咲きの桜が満開に咲いていて見とれていた。
子供たちが必死に落ちてくるさくらを追いかけている。
夢中になって足がもつれた子が転んでしまい思わず駆け寄り
話しかける
「大丈夫？」
女の子の目は涙が今にも零れ落ちそうになっていた。
子供の泣き止ませ方を知らない私は
「アイドルは好き？」
思わず口に出していた。
女の子は、大きく目を輝かせ明るくかわいらしく
『だいすき！！！』
と言ってくれた。
じゃあ、と言い私は、スマホで音楽を鳴らして女の子から少し離れる。
女の子は、きょとんとした顔で私を見つめる。
ドレスは着ていないがここに居る子たちだけに向けたステージに私はアイドルの端くれとしてのスイッチを入れる。
イントロが流れる。
さぁ！行こう！！光る未来へ ほら、夢を連れて！！！
極稀にしかしないステージだったがダンスや歌のレッスンは毎日していた。
その成果は、出ているだろうか。
音楽に合わせてい歌い踊った。曲が終わり。子供たちの表情を見る。
すると、
『すごい！！おねえさん、アイドルなの！？おうたもダンスも上手だった！！』
凄い凄いと私を囲む子供たち
私はしゃがみこんで
「ないしょだよ？お姉さん秘密のアイドルなの。」
ウインクをしながら言えば、子供たちはかっこいい！！とほめてくれた。
元気になった子供たちに手を振りながらその場を離れると
「はぇぇ、アイドルってあんな感じなんやな。」
振り向けば、パーカーを着た同年代くらいの男子がいた。
「だ、誰ですか？」
「あ、アイドルなんは否定氏やんのや。」
「いや、話…まぁ、実際アイドルはしてますけど。」
「あ、名前やっけ？鳥居望っていうねん。みんなからはゾムって呼ばれてる！」
「ご丁寧にどうも、私は、天地Aと言います。」
少し話せば、ゾムさんは、我々学園に入学する同級生ということが分かった。
これから長い付き合いになりそうな予感が私の頭の中に浮かんだ。
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作者名：ピアッサー | 作成日時：2024年3月31日 1時
