今日も ページ5
｢ありがとうございました^^｣
今日は、いつにも増してお客さんが少ない。
大雪だ。
お客さんも次第に帰って行き
店には、私ひとり。
でも、いつもは退屈なこの時間も何だか今日はキラキラしてて。
｢……来てくれるかな？｣
気づいたらひとりで呟いていた。
お客さんも来ずに閉店30分前。
ケーキを片付けるのに夢中になっていると
カラン カラン
その音に反応してパッと顔を上げると
DH｢こんばんは｣
｢あ……｣
つい私まで笑顔になってしまう。
DH｢今日も来た^^｣
｢…ありがとう｣
そう言ってカウンターまで歩いてくるドンヘ。
DH｢何にしようかな〜｣
ドンヘが選んでいる間にコーヒーをセット。
DH｢僕はこれにする！
Aは？｣
一瞬、固まるドンヘと私。
｢……へ？｣
DH｢Aは何が食べたい？｣
｢私も……いいの？｣
DH｢もちろん！今日もAと一緒に食べるからね｣
当たり前のように言ってくれるドンヘが愛しくて。
｢ありがとう…｣
DH｢ううん。何にする？｣
｢じゃあ……これ^^
持ってくから待ってて？｣
DH｢うん^^｣
いつもの席に座るドンヘ。
コーヒーと、ケーキをふたつトレーに乗せて運ぶ。
DH｢ありがとう｣
ドンヘの向かい側に座ると
DH｢大丈夫なの？まだ一応閉店してないんでしょ？｣
ドンヘって意外と心配性。
眉を八の字にして聞いてくる。
｢この雪じゃ、もう来ないもん｣
むうっとした顔をすると
DH｢店番任されてるのに？｣
ニコニコ笑顔で
膨らんだ私の頬をぷすっと指でつつくドンヘ。
空気が抜けてしぼんだ頬。
ドンヘが口に手をやって笑う。
なぜだかドンヘが笑顔になると、移ったように私まで笑顔になる。
DH｢食べよっか｣
｢うん｣
ドンヘのひとつひとつが知れていく。
幸せな時間も、すぐに終わってしまって。
DH｢今日も美味しかった｣
｢よかった…^^
キッチンの人に言っとくね？｣
DH｢違くて……Aと一緒だから。｣
こんな台詞も平気そうに言うドンヘ。
固まる私に、わざと大きな声で
DH｢よし！帰る支度して？｣
｢え？｣
DH｢送るから｣
早く と言わんばかりの顔で見つめてくるから
頷くしかない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴーまん(プロフ) - まーさん» はじめまして！ほんとですか泣！ニヤニヤしていただけて、私もニヤニヤです///笑 そんなこと言っていただけて本当に嬉しいです(´･_･`)これからもそう思って頂けるように頑張ります！ (2015年7月9日 0時) (
レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - めっちゃにやけて読んでしまいました。ぴーまんさんの書くドンへもギュもとっても素敵で大好きです。 (2015年7月8日 20時) (レス) id: ff4eea2a93 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - みみももさん» はじめまして！ありがとうございます(涙)楽しんで頂けてよかったです^^ 次回作もご期待ください♪ (2014年3月16日 1時) (携帯から) (レス) id: 9659c62f6b (このIDを非表示/違反報告)
みみもも(プロフ) - はじめまして！かわいいドンへでした^ ^次も楽しみにしてます！ (2014年3月15日 23時) (レス) id: d876a8fd94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴーまん | 作成日時：2014年2月27日 23時
