恋 ページ4
｢ここです…｣
DH｢本当に近いんだね｣
そう言いながらポケットに手を突っ込んで寒そうに笑うドンヘ。
私もつられて笑うから
私たちの前には沢山の白い息が。
｢今日はありがとう^^｣
こんなこと今日限りだと思ったから。
なんだか寂しくなる。
さっきのケーキだってドンヘは、ああやって言ってくれたけど…
絶対コーヒーだけで満足しちゃったから、余ったから……
なんてひとりで考えてしまう。
DH｢こちらこそ、ありがとう｣
恥ずかしそうに俯くドンヘ。
DH｢また付き合ってよ｣
｢……ぜひ｣
テレビの中で何度も見たことある眩しい笑顔。
まだ慣れなくて、さっきからドキドキしっぱなし。
DH｢じゃあ……｣
そう言って男らしい手を振って、私から一歩二歩離れてくドンヘ。
なんだか今日が楽しすぎて
終わらせたくない……。
遠ざかるドンヘの背中から目をそらせないでいると
DH｢あ！！｣
しまった！って顔をして私の元に走って戻ってくるから。
｢どうしたの？｣
DH｢忘れたの…｣
｢何を？｣
と言ったその瞬間に
ドンヘに頭をぽんぽんと撫でられる。
頭も心も顔もすべてがクエスチョンマークになっていると
DH｢これしようって決めてたからさ｣
自慢気に話すドンヘ。
つい照れ隠しで
｢ドンヘはそういう計画を立ててるの？｣
って笑いながら言ってみる。
本当はビックリしてるけど。
ドキドキしてて信じられないけど。
DH｢……ダメかな？｣
｢ううん。そんなことない^^｣
本当に分からないって顔して首を傾げるから
そんなドンヘが、おかしくて愛しくて。
なんだかドンヘみたいな素敵な人と私は釣り合わないようで。
こんな素直で可愛くて格好よくて優しい彼氏を持った彼女は幸せ者だろうなって。
憧れと切なさが一気にこみ上げてくる。
DH｢じゃあ｣
｢……うん｣
DH｢おやすみ、A｣
｢おやすみなさい…｣
ドンヘに精一杯の笑顔を返して。
ドンヘの姿が見えなくなるまでずっとずっと見送った。
部屋に入ると、またさっきのことを思い出して一人で勝手に熱くなる。
いつもは認められなくても、今回だけは痛いほど分かった。
信じたくないけど
絶対無理だって分かってるけど
私がドンヘに恋してしまったこと。
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ぴーまん(プロフ) - まーさん» はじめまして！ほんとですか泣！ニヤニヤしていただけて、私もニヤニヤです///笑 そんなこと言っていただけて本当に嬉しいです(´･_･`)これからもそう思って頂けるように頑張ります！ (2015年7月9日 0時) (
レス) id: 8237cfdb24 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - めっちゃにやけて読んでしまいました。ぴーまんさんの書くドンへもギュもとっても素敵で大好きです。 (2015年7月8日 20時) (レス) id: ff4eea2a93 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん(プロフ) - みみももさん» はじめまして！ありがとうございます(涙)楽しんで頂けてよかったです^^ 次回作もご期待ください♪ (2014年3月16日 1時) (携帯から) (レス) id: 9659c62f6b (このIDを非表示/違反報告)
みみもも(プロフ) - はじめまして！かわいいドンへでした^ ^次も楽しみにしてます！ (2014年3月15日 23時) (レス) id: d876a8fd94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーまん | 作成日時：2014年2月27日 23時
