歌舞伎町の女王

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VIP席は個室になっている





そのドアを開ける



　









『 失礼しま〜す 』




　







　

　









「 よっ 」









げっ、この前のシャンパン男









『 あ、広臣さん！ 』









しかも1人っぽい







　
『 えっと、ドリンクなににしますか？ 』







「 シャンパンで 」






『 えっと... 』





「 大丈夫、一気はさせないから笑 」





『 あぁ、ですよね！ 』









ボーイにシャンパンをもってくるよう伝える








　

『 どうしてまた来てくれたんですか？しかも1人で 』







「 ん〜、なんでだろうね 」









曖昧な答えを返してくる









『 適当ですね笑 じゃあシャンパンありがとうございますっ 』









　




栓をあけてグラスに注ぐ



　






　









「 また来た理由知りたい？ 」






『 教えるかわりにまたシャンパン飲めって言いません？ 』






「 ははっ言わない 」





『 じゃあなんですか？ 』








　



　







「 Aちゃんのこと気に入ったから 」







　







微笑みながら言ってくる彼はすごくキレイな顔をしている





　









『 ほんとですか？他にもたくさん言ってるんじゃ？ 』








「 言ってるかもな 」






『 信用できないですね 』








「 じゃあ、乾杯 」




『 乾杯です 』



















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