【USSS】海賊4人にイタズラしてみた【n番煎じ】

＊ ページ23

−F−
uratanuki
「じゃあ、一緒に死のうよ」

その言葉を待っていた、と言わんばかりの笑顔。その手には太めの荒縄、それで何をするかなんて想像するのは容易い。

「ナイフでお互い刺すのもいいけど、Aは綺麗に死んで欲しいから…これが1番だよね」


shima
「それなら俺を殺してから死んで」

死にたい？そんなの許さない、死ぬなら先に殺してくれ。お前のことを好きにさせておいて、その責任も持たず勝手に死ぬ？笑わせるな。

「Aがいない世界に、俺を置いて逝く気なん？」


sakata
「俺が殺してあげる……ねぇ、最期に踊ろうよ」

窓から差す月光だけを頼りに、2人で好きに踊る。何も考えず、オルゴールの上の人形のようにただ踊る。
音楽が止まったら、忍ばせたナイフでAの手首を切り付けた。

「辛そうやね…大丈夫、すぐに楽になるから。死んでも愛しとるよ」


senra
「死ぬなんて俺が許すと思っとるん？」

にこやかに話していたのに、死にたいと呟いた瞬間真顔になって、痛いほどに手首を握ってくる。混乱していると、また笑顔に戻って優しく抱きしめてくれる。

「生きて欲しいなんて綺麗事言わんよ、俺はただまだ知らないAの表情、声、行動を見ていたいだけなんよ。勝手に死んだら、あの世で呪ったるわ」

誘い方→←しにたいと言ってみた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す