馬と飼い主

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ミン主婦が部屋に戻ってきた。



「ご飯だよー」



と。完全に言い方がお母さん。



皆で下へ降りていって、机の上の料理を見る。チキンときゅうり、カルボナーラがある。やべえ、チキンめっちゃうまそう。



「どれ作ったの？」



「全部。ちなみにチキンは鳥丸々1羽を解体して味付けして揚げた」



…え？



皆驚きのあまり言葉がでない。



「ほらー、突っ立ってないで早く食べようよー！冷めちゃうよ！？」



「あ、はい、いただきます」



まだ同様を隠せない中食べた料理。



「ほんとにミンギュが作ったの？買ってきてない？」



「買ってきてません！！」



疑わずにはいられない完成度。めっちゃ美味しい。



「昨日からミンちゃんいっぱい下準備してたのよ〜」



何故か楽しそうなミンギュママ。



ゆっくり味わって食べていると、ガチャ、という玄関が開く音に続いて、



「ただいまー」



という声が聞こえてきた。



「おう、いらっしゃい」



と声をかけてきたのが肩からクーラーボックスをぶら下げたミンギュのお父さん。



「いいの釣れたの？」



と聞くミンギュママに、



「もちろん」



と答えるミンギュパパ。



「さあ、じゃあここからは私の出番ね」



と言ってキッチンへ行ったミンギュママ。



しばらくして出てきたのは、お刺身とカルパッチョ。



ん？ミンギュママは魚を捌けてミンギュは肉の解体？



この家族ハイスペックすぎるだろ。



ミンギュの部屋に戻ったあと、



「何が一番美味しかった？」



と聞かれた。せーの、で答えると見事に皆バラバラ。



グァニはチキン(想像通り)、ソクミンはお刺身、はおちゃんはカルパッチョ、まいちゃんはカルボナーラ。



え、私？きゅうりに決まってるじゃん？

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