馬と飼い主

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皆でたくさんアトラクションにのって、お土産をいっぱい買って、並んでる時も馬鹿みたいなことしてたくさん笑って、今までで1番楽しい誕生日を過ごした。


ジュンピは韓国語を一つだけ知っているらしく、一つ目のマウンテンに登頂しようとした時、スングァンくんが、


「僕怖い…」


と言った。それに対してジュンピは、


「ハルスイッソ！」


と。それを聞いた私達は、スングァンくんを囲んで ハルスイッソハルスイッソハルスイッソ って呪文みたいに言いまくった。ハルスイッソ効果か、スングァンくんは、


「僕今先輩達の方が怖いです」


って言って無事登頂できた。ていうかスングァンくんジェットコースター系怖いとか言っておきながら普通にファストパス自分の分も取ってたけどね？キャラでも作ってんのか？


「スングァンくん、このメンバーでいるときキャラ作っても無駄だよ、君のキャラはもうペットボトル事件で崩壊した」


「ちょっと先輩！何あの黒歴史掘り返してくれてるんですか！」


「はおちゃん、ジュンピにも教えてあげて」


私達はあの時のことを思い出して、ジュンピは新しく知って、皆でお腹がよじれそうなぐらい笑って。夢の国だから余計に思うのかもしれないけど、こうやって皆と笑ってる時間が何よりも幸せだなって感じて。ずっとずっと皆で笑っていられたらいいなって思った。


ジュンピとは今日初めて会ったとは思えないほど皆仲良くなって、帰り際は寂しくて皆で泣いた。


夢の国の前で全員で写真を撮って、誰かが言ったわけでもないのに皆が携帯の待ち受けにした。今日のこのメンバー(+LINE中国語通訳)のLINEのグループを作って、毎日トークと通話をしようねって約束をした。


「皆、今日1日ありがとう。今までで1番最高の誕生日だった！」


「なんかAが素直だと違和感あるわー」


「おいそこの馬、お前の誕生日プレゼント無くすぞ」


「すみませんでした」


そう言ったあと吹き出すソクミン。それにつられて皆が笑い出す。


「また遊ぼうぜ！」


って約束してそれぞれ家に帰った。


いつ遊べるかな、明日も遊びたいな。そう思ってLINEを開いて、勉強会のグループに


A明日遊べる人ー?


と送ると、


馬明日遊ぼうぜ

主婦明日遊ばね?

スングァンくん明日遊びませんか?

と同じタイミングで送られてきた。


私達、きっと大人になっても何回も集まるんだろうなってふと思った。

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