馬と飼い主

13頭 ページ13

次の日の朝、私と同じようにものすごく眠そうな顔をしたソクミンと学校へ行った。



昨日は2人で色んなグループのミュージックビデオを見て、 あれが一番良かった！ いやこっち！ なんて会話をソクミンが帰るまでして、帰ってからもLINEで朝の5時までずっと語り合っていた。(12時ぐらいには やっぱりSHINeeが一番だよね！ ってなったのにそこからお互いSHINeeについて語っていた)



お互い眠過ぎてまともな会話もできず、



「ソクミン朝ごはん食べた？」



「牧場を走り回りたい」



「はあ？ハシゴにのぼって世界一周したい？」



「うん、俺将来電気ストーブになるの」



なんてことを話しながら2人で教室に入ると、一瞬で眠気が覚めた。



「よう、ソクミン、A！」



「あれ、私寝ぼけてるのかな、教室にでっかい犬がいるように見えるんだけど」



「俺も」



「それって俺のことなの？ねえ！ひどいよ！2人の大好きなミンギュが来てあげたのに！」



「朝からなんでいるの」



「昨日言ったじゃんかー！来るって！」



「いや今休み時間じゃないじゃん」



「何、Aはそんなに俺に来てほしくないの？」



「うん」



「なんでよおおおお」



「あ、そういえばファンクラブの人達どうしたの？」



「あー、朝と休み時間は来ないよ？」



「え？なんで？」



「放課後いっぱい話せるから、朝と休み時間は皆さんのお友達とたくさん俺のこと話してください♡ って言ったから」



こいつガチで来る気満々だけどまあファンクラブ来ないならいっか。







それにしてもこいつの影響力やべえ。

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