ﾟ.+°7 ﾟ+.ﾟ ページ7
-You SIDE-
あまりの寝苦しさに私は目を覚ました。
その反動で体も勢いよく起き上がる。
ハッハッ、と不規則で荒い自分の息遣いが妙に耳に響いている不気味さに加え、汗で髪の毛がベトリと肌に張り付いている気持ち悪さが不快感を助長している。
「なんで今更…」
零れた声は思った以上にか細いものでさっき見たばかりの悪夢を思い出し体が無意識に震えた。
別にそんな気にしているわけでもない過ぎ去ってしまった過去の夢
こんなにも動揺してしまうほどのものでもないのに
ギュッと自分の体を抱きしめたのと同時にここがどこだったのかを思い出した。
焦って周りを見ると気持ちよさそうな寝息を立てているナミとロビンが目に入り安堵の息を大きく吐く。
「起こしてなくて良かった…」
落ち着いてきて部屋の時計へと視線を移すと今は短針が頂上を超えて少し経った頃
今の状態で寝られるはずも無く二人を起こさないようにそっとベットから抜け出した。
女子部屋から出るとすぐに気持ちの良い海風が吹いてきた。
だがそれが通り過ぎると寒気が湧き上がってきて身を縮こませる。
汗をかいてるせいで体が冷えやすくなってるのかもしれない。
「シャワーもう一回浴びようかな」
私が呟いたとき
「おや？Aさん、こんなお時間にどうかしましたか？」
声の持ち主はヴァイオリンを手に持った骸骨剣士だった。
「えと…少しばかり夢見が悪くて」
言葉を濁しながらも事実を伝えるとブルックさんの表情が浮かないようなものになった、気がする。
ちなみに私はブルックさんの表情把握が苦手である。
「確かに顔色が悪いようですね、お気を付けください…それでパンツ見せていただいてもよろしいですか？」
普段の私だったら無視を決める所だが今はそれはブルックさんの気遣いだと気づき軽くいなしておいた。
「それと…この時間だったら流石に誰もシャワー使ってませんよね」
「使っていませんよ、ですがいくら夏島付近と言えど夜になると冷え込むので風邪をひいてしまいます。温かい飲み物でも彼にいただいたほうがよろしいですよ」
そう言ってブルックさんが見たのはキッチンの扉だった。
電気が付いてるのを見るにまだあの料理人は起きているのだろう。
「そうしますね」
骸骨の何も無い眼窩を見て微笑みキッチンへと歩を進めた。
後ろからは子守歌のような優しい音色が響いてきた。
「お若いですねぇ」
そんな声も聞こえた気がした。
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のーた - 本当に最高でした……！！！サンジ君の不器用さだとかかっこ悪さまで含めて最高だと思わせてもらえる作品でした本当にたくさんキュンキュンさせてもらいましたありがとうございます！これからも応援しています！ (2020年4月4日 1時) (
レス) id: 4eebcdc34f (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます！Twitterもフォローして下さってますよね？応援、とても励みになりました！不定期更新になったりもしますがこれからも応援よろしくお願いします (2020年1月15日 17時) (レス) id: e9f9a3443e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした！最後のサンジくん、めっちゃかっこよくてキュンキュンしました！とても素敵な作品をありがとうございました！新作も読ませていただこうと思っているので無理せず頑張ってほしいです！！ (2020年1月15日 17時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - __ne_mU_さん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！近々大幅更新をする予定なのでこんな作品ですがどうかこれからも応援よろしくお願いします (2019年12月7日 21時) (レス) id: f056f480ed (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - ほんとにほんとに素敵..これからも楽しみにしています (2019年11月4日 14時) (レス) id: 74b9a8fac4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望 | 作成日時：2019年9月11日 18時
