ﾟ.+°21ﾟ+.ﾟ ページ21
-Nami SIDE-
「ねぇ、A。暑くないの？」
夏島が目前に迫った海域。
そのせいで周りの気温もかなり高くなっていて船員各々がそれに見合った服装をしている。
私やロビンは勿論、サンジ君も普段の服装からクールビズを図っている。
だというのに。
「そこまで暑くはないかなぁ」
私の質問に呑気に答えるAの格好は見てるだけで暑くなるようなものだった。
薄手の物とは言えども長袖のハイネックのシャツにハイウェストのロングパンツを履いている。
そしてその色は黒！
露出を限りなく少なくしたようなその服装。
「あんたねぇ、夏島近いのにそんな服じゃ熱中症になるわよ？A賢いんだから海上での熱中症が危ないか分かるでしょ？」
「えへへ…分かるんだけど露出好きじゃないし…ね？」
眉を下げて笑うA。
この子のその笑顔はあまり好きじゃない。
困ってます、というのが前面に出ているから何も言えなくなってしまう。
Aは足も長ければ胸もある。スタイルが良い。
だから勿体ないのよね。
女の武器をすべて持っているのにそれを使おうとしないのはそれを嫌っているのか。
自分の価値に気づいていないのか。
どちらかというとこの子は後者な気もするけど。
理不尽かもしれない、でも私はそのことに腹が立っていた。
自分を嫌い、自分を卑下してしまうAの習性に。
…だから少しくらい無理強いをしたって許されるわよね？
「…A、何もしないからちょっとこっちに来なさい」
「…あれ？ナミちゃん、怒ってる？」
「怒ってないから、来なさい」
Aは不穏を感じたのか恐る恐るこっちへ寄ってきた。
その腕をガッと掴む。
驚いているAを私の部屋へ連行してベッドへと座らせた。
「ナミちゃ」
「Aは身長低めだけど脚長いわよね、じゃあ足出したほうが良いわ。」
「ちょ、話を」
「背中のラインも凄く綺麗だからこのくらい見せても無理は無いはずよ」
Aの言葉を全て遮り服をAの方へと放っていく。
私にはもう合わなくなったけどAにはピッタリであろう服の中から似合う服を吟味する。
「さ、A着て」
若干Aは私の勢いに怯えているようにも見えるけど気にしてなんか居られない。
「こんな露出高い服似合うわけないよ…」
「何？私のチョイスが間違ってるとでも言いたいの？」
Aの顔には『私なんかに…』と書いてある。
…ねぇ、A。
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のーた - 本当に最高でした……！！！サンジ君の不器用さだとかかっこ悪さまで含めて最高だと思わせてもらえる作品でした本当にたくさんキュンキュンさせてもらいましたありがとうございます！これからも応援しています！ (2020年4月4日 1時) (
レス) id: 4eebcdc34f (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます！Twitterもフォローして下さってますよね？応援、とても励みになりました！不定期更新になったりもしますがこれからも応援よろしくお願いします (2020年1月15日 17時) (レス) id: e9f9a3443e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした！最後のサンジくん、めっちゃかっこよくてキュンキュンしました！とても素敵な作品をありがとうございました！新作も読ませていただこうと思っているので無理せず頑張ってほしいです！！ (2020年1月15日 17時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - __ne_mU_さん» 返信遅れてしまって申し訳ございません！近々大幅更新をする予定なのでこんな作品ですがどうかこれからも応援よろしくお願いします (2019年12月7日 21時) (レス) id: f056f480ed (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - ほんとにほんとに素敵..これからも楽しみにしています (2019年11月4日 14時) (レス) id: 74b9a8fac4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望 | 作成日時：2019年9月11日 18時
