悠飛 ページ3
「1、2!1、2!1、2!」
学校に着いたらグラウンドで運動部がリズムを刻みながらトラックを走ってた
前にクラスの男子達が言ってたなぁ〜…「土曜まで練習無くていいんじゃんよ」って
確かに休日まで練習があるのは気の毒だけど自分で選んだんだし仕方ないと思うけどなって思ってた
でも何となく今ならわかる気がするな
せっかくの休日なんだしもっと別の事をしたいよね
友達と遊びたいし遠くに出かけてみたいし息抜きしたいよね
わかるよ、今なら
私がこっそり止まったまま運動部の方見てたから走ってた1人と目があった
ア悠「「ん?」」
あれ?悠飛だ
悠「あれ?立花じゃん」
悠飛が私の名前を呼びながらこっちに寄ってきた
え…いいの?こっち来て今トレーニング中とかじゃないの…?
悠「今は全員で自主トレしてるようなもんだからヘーキ」
ア「え…?」
私声に出してないよ?何で聞きたい事分かったの?
悠「お前顔に出すぎ」
えぇ〜…そうかなぁ…?
悠「で、何してんの?そんなとこ突っ立って。今日土曜だぜ?」
ア「委員会の仕事だよ」
そう答えたら「お前委員会入ってたの?!」って驚かれた
ムッ失礼な
ア「なんか悪い?」
思わずキツく聞いてしまう
あ、やっちゃた…
「ブハッ!」
な…何で笑うの?!
悠「わりぃわりぃ、ちょい意外だと思ってさ。だからそんな目に見えて落ち込むなよ」
そう言いながら悠飛は私の頭をポンポンと叩く
私って…どんな印象なわけ?
悠「仕事、どれくらいで終わんの?」
え?えっと…30分くらいだと思う
悠「じゃあ終わったら送ってってやるよ。お詫びしてやんからさ」
え?悪いよ
悠飛だって自主トレでも疲れるでしょ?
悠「そんじゃ、終わったら下駄箱で待ってろ向かいに行くからさ、じゃな!」
あ、ちょっと!私まだ返事してない!もう!
ア「無理しちゃ駄目だからね悠飛ー!」
悠飛は走りながらこっちを振り向いて綺麗な笑顔で手を振った
ドキッ!
ーーーーーーーーー
部員1「おいこら悠飛サボんな」
悠「サボってねぇし、立花がいたから声かけてきただけだっつうの」
部員2「なに?!笑顔がキュートな立花さんに会ってきたのか?!」
部員3「キサマ抜け駆けはゆるさねぇぞ…」
悠「してねぇわ(そもそもしてもあいつ気ずかねぇしなぁ)」
部員1「怪しいからお前連行な」
悠「ヘッドロックかましながら引っ張んな」
悠(あいつ…ちょっと元気なかったな…)
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ふゆ - 今回も面白かったです!これで終わりですか?できたら、続き、みたいです! (1月20日 17時) (レス) @page20 id: b10f41175b (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - はくあさん» ありがとうございます!気長に待っていてください…! (2021年8月30日 3時) (レス) id: 2f12b4ca66 (このIDを非表示/違反報告)
はくあ - 更新楽しみにしてます! (2020年7月28日 0時) (レス) id: 09cbd981b0 (このIDを非表示/違反報告)
jolin(プロフ) - 栖夜さん» ありとがうございます!これからも頑張ります!! (2019年11月17日 18時) (レス) id: 3710eebe05 (このIDを非表示/違反報告)
栖夜(プロフ) - おぉ!続編おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2019年11月15日 13時) (レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こはる | 作成日時:2019年11月9日 15時