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もっていた写真の皺を伸ばしきる

「零」になってから、「彩」に関連するものは出来る限り捨てた

でも、この写真だけは捨てられなかった

何度も捨てようとした、いっそ燃やしてしまおうとも考えたりもした

でも、その度にこれを捨てたら戻れなくなると頭の中で警告が響いていた

結局いつまでも捨てるなんて事は出来ずに箱に入れて見ないようにする事しか出来なかった

まさか「彩」が残したもので「零」が崩れるだなんて思ってもいなかった

これから…どうすればいいんだろう…

また…補わないといけないのか

だけど何を補えばいいんだろう

知識?コミニケーション力?それとももっと別の何か?

何を補えば…

私はまた笑えるだろうか?

そんな事を悶々と考えていた時

「ピンポーン」

「はっ…!」

インターホンの音で現実に引き戻された

いけない…このままだと私は笑えないままだ…早く何を補えばいいのか考えないと…!

「ピンポーン」
「あっはーい!」

その時の私は誰が来たかなんて確認せずにドアを開けてしまった

「お母さん…なんで…」

ドアの前にはお母さんが立っていた

でも…その後ろにはKZのみんなも立っていた

ーーーーーーーーーーーー
KZ視点

若「なぁ…お前らはどうしたい?」
上「そらもちろん…」
小「謝りたいよ…」
翼「だけど…」
黒「俺達にはアーヤに謝る資格なんて…」

KZの面々は考えていた。どうしたら謝る事が出来るのか

謝ればすむ話でもないと彼らは十分に理解している

だが今の彼らにはそれ以外の方法は残されていないのだ

彼らは気づくのがあまりにも遅かった

あの時から半年

彼女に傷つけられたと言っていた少女をチームへと迎え入れた

最初は良かった

彼女より能力は劣っていたが夢が傷つけられたのだそんな事は仕方ないと

だが誰かが見たのだ

その少女にあるはずの傷がないと

チームの1人が彼女に問いかけた

「傷は無くなったのか」と

そう問いかければ少女はとても慌て、怪しいと疑ったメンバー達は少女を問い詰めた

すると傷は嘘だった、彼女に傷などつけていないと言った

最初は信じられなかった。傷が嘘だったことは理解した。だが彼女がそんな事をしてないと言うことが信じられなかった

彼らが困惑してる時、1人メンバーがもしかしてと話し始めた

あの日あの時1人のメンバーがいなかったのだ

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choco milk(プロフ) - 素敵な物語、ありがとうございます!これからも頑張って下さい!更新された瞬間最速でみにいくので! (2023年3月23日 12時) (レス) id: 01d07cb3e5 (このIDを非表示/違反報告)
まや - 遅くなりましたが‥泣きました‼泣ける物語です✨更新よろしくお願いします🙇♀ (2022年8月12日 13時) (レス) @page40 id: d6360398c5 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 皆の声がそろった所とってもステキです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年3月25日 19時) (レス) id: e52252f038 (このIDを非表示/違反報告)
藤雨 - 更新待ってます。頑張ってください。 (2020年5月19日 10時) (レス) id: b1acaa5d0c (このIDを非表示/違反報告)
jolin(プロフ) - ごましお @Project KZさん» ご期待くださいっ!! (2019年5月13日 1時) (レス) id: ed35393462 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こはる x他1人 | 作成日時:2018年6月25日 22時

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