黄と緑が幼くなりました２《JW》

おばけやしき4 ページ32

紫side


青「あいつらめっちゃ叫んどるな…」

紫「ホンマに行くん…？」

青「行かなシゲとかにからかわれそうやん」



順番待ちで外に居る俺らのところにも二人の叫び声と一人の泣き声が聞こえてくる
照史もビックリはしてるんやろうけど、他のやつらがうるさすぎて声がかき消されとるのかな？



緑「みんなつれてかれちゃった…？」

紫「連れて行かれてへんよ、声聞こえるやろ？」


『お次の方こちらへお入りください』




紫「うああ嫌や！もう怖い！」

緑「まっくら…」

青「とも抱っこがええか？」

緑「ん…！」


流星が神ちゃんのことカッコつけて抱き上げてからそのまま進んで行ったから置いて行かれそうになって慌てて俺もついて行った







紫「あﾞあﾞぁぁあ！！ビックリしたぁ！！」

青「うﾞおっ怖っ」


廊下に人形をぶら下げんなや！怖いやろ！暗闇の中にある人体模型は怖すぎてあかん！
神ちゃんはもう完全に流星の胸に顔を埋めて視界をシャットアウトしてプルプル震えとる







『ねえこっちおいで』


緑「やっ！やぁあ！！りゅうせっ！やだぁあ！！」

青「うお、どうしたっ？！」

紫「とも落ち着き！大丈夫やから！」

緑「やああ！ともく、いかないの！うわぁぁああんっ」



ずっと目も口もギュッて閉じとった神ちゃんがいきなりやだやだって叫びだしたと思ったら泣きだして、尋常じゃないくらい怖がりだしたから慌てて一番近いリタイアの扉から外へ出た





青「とも、もう大丈夫やで、外出たから」

緑「ﾋｯｸﾞ…やなの！！！ともくんいかないの！！」

紫「せやな、嫌やなぁ？とも一回、目開けて俺の顔見て？」

緑「やっ！こわいっ」


うーん…どうしたもんかな…落ち着かせようにもこれじゃどうしようもできひん…どないしよ

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