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By heart 3 ページ40

「ご注文、お決まりですか?」


注文が決まって千帆が手を挙げると、


私の後ろからそう聞こえてきた声には


確かに聞き覚えがあった。


「久しぶりやな、Aせんせ!」


「重岡さん……何で……?」


「あの後、廉のこと知って、


どうにかこの場所だけでも


残してやりたいなー思って、


淳太にリニューアル案を出したの。


そしたら、思いの外繁盛さしてもらってるわ!」


「……そうなんですか」


そう言えば廉は重岡さんにも


北海道に行くと嘘を吐いたままだったのだな、


と思い出すと、彼の覚悟は相当のものだったのだと


改めて感じられた。


そして、その彼の想いを汲み取って


こうしてお店を残してくれた重岡さんには


感謝してもし切れない。


「アイスコーヒー、2つ」


私がそう言うと、重岡さんはニッと笑った。


「あの頃より、美味いで!残念ながら」


左目の下のえくぼが見えて、


またこの店に来ようと思った。

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しぃたん(プロフ) - こんばんは。読ませて頂きました。まさかの最後結末だったので心臓鷲掴みからの号泣でした。。凄く儚く綺麗な素晴らしい作品でした。有難うございました。 (2021年3月30日 0時) (レス) id: 46bf8c1460 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - ほのぼのさんさん» はじめまして。ほのぼのさん、コメントありがとうございます!完結から1年以上たっている作品なので見つけて頂いて嬉しいです!単語帳に萌えを感じて作ったので感動して頂けて本望です! (2020年9月2日 15時) (レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼのさん(プロフ) - はじめまして。すごく奥深くて素敵な作品です。涙が止まりません。1つ1つの単語に積み重ねた時間や様々な想いが込められていてすごく胸がギュッとなりました。素晴らしい作品に出会えて本当に幸せです! (2020年9月1日 22時) (レス) id: b40a6701ed (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - しおりさん» 大好きだなんて、めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます。これからもしおりさんに泣いていただけるように頑張ります!笑 (2020年3月11日 9時) (レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 主様!!!どんだけ私を泣かせたら気が済むんですか!(とんだ勘違い)主様のストーリーを読むと必ず涙を流してしまいます。主様の描かれるストーリーが大好きです。 (2020年3月10日 23時) (レス) id: b54a6cc2bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜木 | 作成日時:2019年3月2日 15時

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