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店の奥に進むと、
この前と同じカウンター席の端に彼はいた。
今日は物理をやっているみたいで、
私の学校だと2年からだな……なんて思ったりした。
私は結局話しかける勇気なんて無くて、
また前と同じテーブル席に座って
コーヒーを飲みながら英単語帳を回していた。
でもやっぱり彼のことが気になって
時折視線を向けてみた。
何回目だっただろう。
私の視線に気づいた彼がこちらを見て
にこっと微笑んでから、
席を立ってこちらに近づいて来た。
「あのさ……良かったらなんやけど」
ちょっと照れくさそうにした後、
彼は衝撃的な提案をした。
「俺に、勉強教えてくれへん?」
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夜木(プロフ) - れんまるさん» ありがとうございます。愛・感謝です笑 (2019年3月2日 12時) (レス) id: bbfe081cd6 (このIDを非表示/違反報告)
れんまる(プロフ) - 更新お疲れ様です!夜木さんの作品好きで全部読ませていただきました(^^)今後の展開が楽しみです。これからも読ませていただきます! (2019年3月2日 12時) (レス) id: 2dddd4dbd5 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - あんぱんまんさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2019年3月1日 21時) (レス) id: bbfe081cd6 (このIDを非表示/違反報告)
あんぱんまん - 早く続きが読みたいです! (2019年3月1日 21時) (レス) id: c8796e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
rainbow(プロフ) - 頑張ってください!! (2019年2月28日 0時) (レス) id: 0b385c0c45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜木 | 作成日時:2019年2月27日 17時