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「なぁ、来月の花火大会一緒に行かへん?」
6月に入ってすぐ、廉にそんなことを言われた。
「え……良いの?
例の好きな人と一緒じゃなくて?」
そう尋ねると廉は一瞬固まってからがはは、
と笑って「あの人は仕事で忙しいやろうから」
なんて少しも悪びれずに言った。
「そっか……働いてるんだ」
と答えながら、
廉は意外とチャラ男かもしれないと思った。
まあ、所詮ただ花火大会に行くだけだけど。
それでも私は男子と2人きりなんて初めてなのに。
廉にとっては当たり前で
しかも本命の相手が忙しいから、
なんて理由で好きでもない私を
誘ってくるのだから。
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夜木(プロフ) - れんまるさん» ありがとうございます。愛・感謝です笑 (2019年3月2日 12時) (レス) id: bbfe081cd6 (このIDを非表示/違反報告)
れんまる(プロフ) - 更新お疲れ様です!夜木さんの作品好きで全部読ませていただきました(^^)今後の展開が楽しみです。これからも読ませていただきます! (2019年3月2日 12時) (レス) id: 2dddd4dbd5 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - あんぱんまんさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2019年3月1日 21時) (レス) id: bbfe081cd6 (このIDを非表示/違反報告)
あんぱんまん - 早く続きが読みたいです! (2019年3月1日 21時) (レス) id: c8796e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
rainbow(プロフ) - 頑張ってください!! (2019年2月28日 0時) (レス) id: 0b385c0c45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜木 | 作成日時:2019年2月27日 17時