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「どうしたの? 廉くんと喧嘩?」
昼休み、一緒にお弁当を食べるために
私の教室まで来ていた千帆にそう聞かれる。
相変わらず私は顔に出やすいようだ。
「彼女……っていうか好きな人いるんだって」
「え……でも、Aと同じ大学行きたいって
言ってるんでしょ……帝都大に決める前から」
帝都大、というのは私と廉の第1志望の国立大
だったけれど、廉は私が志望校を決める前から
同じ大学に行きたいと言ってくれていた。
そんなこともあっててっきり
両想いになれるかも、なんて考えていたのだが。
「それとは別ってことじゃない?
私と会う前からの付き合いらしいし……」
そう言いながら、その人は
私の知らない高校時代の廉を知ってるのか……
と思うとちょっと悔しかった。
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夜木(プロフ) - れんまるさん» ありがとうございます。愛・感謝です笑 (2019年3月2日 12時) (レス) id: bbfe081cd6 (このIDを非表示/違反報告)
れんまる(プロフ) - 更新お疲れ様です!夜木さんの作品好きで全部読ませていただきました(^^)今後の展開が楽しみです。これからも読ませていただきます! (2019年3月2日 12時) (レス) id: 2dddd4dbd5 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - あんぱんまんさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2019年3月1日 21時) (レス) id: bbfe081cd6 (このIDを非表示/違反報告)
あんぱんまん - 早く続きが読みたいです! (2019年3月1日 21時) (レス) id: c8796e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
rainbow(プロフ) - 頑張ってください!! (2019年2月28日 0時) (レス) id: 0b385c0c45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜木 | 作成日時:2019年2月27日 17時