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「最近どした？ 元気ないじゃん」
休み時間にぼーっと窓の外を眺めていると
千帆が前の席に後ろ向きに座って話しかけてきた。
「ん……そうかな」
「そうだよ。この計算間違ってるし」
何となく開いていた数学のノートを指差され、
見てみると単純な計算をミスしていて
意外と私は気持ちに左右されやすいのだな、
と再確認した。
気づけば授業中も廉くんのことを考えていたり。
「もしかして、廉くん？」
文化祭のときに1度だけ見られた名前を
彼女はまだ覚えていたようでそう聞かれる。
あの時も確か、好きだなんて言ってないのに。
自分で思っているよりも私は顔に出やすいのかも。
「……うん、最近会ってないから……」
嘘を吐くのも下手だからそう言うけど、
会ってないから何なのか、と聞かれてしまえば
自分でも分からない。
会いたいけれど、会って何をすると言うのだろう。
もう私と廉くんには何の関係もない。
「先生」ですらないんだ……
「好きなんでしょ？ 廉くんのこと。
やっぱりなんだかんだ言っても乙女だね〜。
LINEすれば良いのに」
千帆は楽しそうにそう言うけど、
何と書けば良いのかも分からない。
やっぱり恋は難しい……
……いや、まだ恋とさえ呼べないけど……
……まだ、というかきっとずっと。
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夜木(プロフ) - れんまるさん» ありがとうございます。愛・感謝です笑 (2019年3月2日 12時) (
レス) id: bbfe081cd6 (このIDを非表示/違反報告)
れんまる(プロフ) - 更新お疲れ様です！夜木さんの作品好きで全部読ませていただきました(^^)今後の展開が楽しみです。これからも読ませていただきます！ (2019年3月2日 12時) (レス) id: 2dddd4dbd5 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - あんぱんまんさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2019年3月1日 21時) (レス) id: bbfe081cd6 (このIDを非表示/違反報告)
あんぱんまん - 早く続きが読みたいです！ (2019年3月1日 21時) (レス) id: c8796e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
rainbow(プロフ) - 頑張ってください！！ (2019年2月28日 0時) (レス) id: 0b385c0c45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜木 | 作成日時：2019年2月27日 17時
