邪神と女神の伝説 ページ41
お爺様｢どうだ、すごかったじゃろ?｣
すごい、とうものではない。
もう、二度と忘れないくらい素敵な場所。
そして、"誓いの場所"…
ああ、もし後継者が居たならあたしはお爺様と一緒に居られる願いを叶えられただろうに。
あたしは悔しさのあまり泣いてしまった。
お爺様はそんなあたしの心を悟ったのか
｢こうやってまた会えたんだから泣くことはない。｣
といって慰めた。
そうだよね、こうやって会えたんだもん。
あたしは涙を拭いた。
ああ、けど楽園の後継者に会いたい。
貴｢お爺様、あたし楽園の後継者に会いたい!そしたら誓いの場所にまた行きたい。｣
お爺様｢ああ、会えるとも。お前なら。｣
お爺様は笑顔で答え、しかし次の瞬間少し険しい顔で
｢しかし、楽園の後継者も大変でな…｣
と述べた。
お爺様｢楽園の後継者と一緒なら、他の人間も誓いの場所にはいれるのじゃ。しかし、もしその中に邪悪な欲深い人間が入ると…大変なことになるのじゃ…。｣
大変なこと…?
お爺様｢誓いの場所には、かつて楽園に現れた"邪神"が眠っておるのじゃ。｣
お爺様は続ける
お爺様｢邪神はかつて楽園、いや世界を荒らしたとんでもないやつじゃ。邪神は人間たちの汚い欲望から生まれた存在。奴は手に負えんほどのパワーを持っていたと言われる。｣
貴｢しかし、どうやって眠りについたのです?｣
お爺様｢それは、誓いの場所にあるあの女神像が救ったのじゃ。あの女神は楽園の創始者じゃった。
邪神が世界を壊そうとした瞬間、女神は自分の持った壮大なパワーで奴を眠りにつかせた。｣
そしてお爺様は悲しい顔で
｢しかし、パワーを使い過ぎたせいで女神も永遠の眠りについてしまった。｣
なんて悲しいお話。
しかし、お爺様はすこし微笑み
｢しかし、悲しむことはない。女神の魂は後継者となり次々と引き継がれておる。そのおかげでこの楽園は守られている。しかし、かといって油断も出来ぬ。もし、先程も述べたように邪悪な人間が入ればその欲で邪神は復活する。｣
貴｢もし、復活したらもう手はないの?｣
お爺様｢いや、方法はあるんじゃ。後継者の力でな。しかし、その力を使えば女神と同じく眠りについてしまうがな。｣
後継者も大変だな…
あたしはそう思いながら話を最後まで聞いていた…。
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べのん(プロフ) - 黒猫チャンネルさん» ありがとうございます♪とても嬉しいです (2017年7月28日 12時) (
レス) id: 735e33a267 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫チャンネル - 主さん絵上手すぎです！ (2017年7月27日 21時) (レス) id: 7a5a46f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマサキ(プロフ) - spring rainさん» すみません!知りませんでした!消しておきました (2015年8月22日 20時) (レス) id: df0873154f (このIDを非表示/違反報告)
spring rain - ツイッターのIDは個人情報なので、載せるのは違反ですよ。 (2015年8月22日 18時) (レス) id: d4b52f2b32 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマサキ(プロフ) - 夜桜さん» 間違い指摘ありがとうございます!あと小説読んでいただき感謝です。 (2015年8月18日 18時) (レス) id: df0873154f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごマサキ | 作成日時：2015年7月27日 1時
