執事の正体 ページ5
もうダメだっ…
そう思った次の瞬間…
執事は胸ポケットから何かを素早く取り出し、それで銃弾を跳ね除けたのだ。
その銃弾を跳ね除けたものとは…
貴「とっ…トランプ！?」
しかし、驚くのはまだ早かった。
執事の体が突然大きく膨らみ出した。
貴「…！?」
そして限界まで膨らんだ後風船のようにﾊﾟｱﾝｯと割れた。
そしてその中からは執事ではない、見たことのない人間が出てきた…
盗賊「おっお前は…怪盗ジョーカー！」
怪盗ジョーカーって、さっきの予告状の?
貴「貴方が怪盗ジョーカー?」
ジ「そうさ、この俺が怪盗ジョーカーさっ！」
まさか今までいた執事がジョーカーだったなんて思いもしなかった。
ジ「それよりお前、今すぐ目をつぶるんだ！」
貴「え、なんで?」
ジ「いいから早く！」
貴「わかった。」
あたしはジョーカーに言われた通り目をつぶった。
ジ「ストレートフラッシュ！」
盗賊「くっ！眩しい！」
盗賊は目をつぶった隙にあたしを捕まえていた腕を思わず離し、あたしは盗賊から体を解放された。
ジ「隙ありっ！」
その隙を狙ってジョーカーはあたしの手を掴むと、屋上から下の階へと続く階段の方まで急いで走った。
盗賊「待て！」
ジ「ちっ、気付かれたか！早く階段まで急ぐんだ！」
貴「ちょっと待って！どうしてわざわざあたしの事なんか助けるの?」
ジ「今はそんなこと行ってる場合じゃないだろ！逃げることに専念しろ！」
そうこうしている間に階段近くまでついた。
しかし…
他の盗賊たち「いたぞ！捕まえろ！」
ジ「くそ、手遅れか！」
そう言うとジョーカーはまた後ろへと引返した。
あたしとジョーカーは盗賊団から必死に逃げ、そしてとうとう屋上の端までと追い詰められた…
貴「もうダメだわ…」
盗賊達「残念、行き止まりだな！命が惜しけりゃとっとと指輪を渡しなっ！」
貴「くっ、もはや渡すしか…」
ジ「待つんだ、渡さなくても逃げ切れる方法はあるんだぜ。」
貴「逃げるってどうやって…」
ジ「どうやって逃げるかって?こうやるのさっ！」
ジョーカーはそう言い放つと、あたしをお姫様だっこし、屋上の端からあたしと一緒に飛び降りた…
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べのん(プロフ) - 黒猫チャンネルさん» ありがとうございます♪とても嬉しいです (2017年7月28日 12時) (
レス) id: 735e33a267 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫チャンネル - 主さん絵上手すぎです！ (2017年7月27日 21時) (レス) id: 7a5a46f3e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマサキ(プロフ) - spring rainさん» すみません!知りませんでした!消しておきました (2015年8月22日 20時) (レス) id: df0873154f (このIDを非表示/違反報告)
spring rain - ツイッターのIDは個人情報なので、載せるのは違反ですよ。 (2015年8月22日 18時) (レス) id: d4b52f2b32 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマサキ(プロフ) - 夜桜さん» 間違い指摘ありがとうございます!あと小説読んでいただき感謝です。 (2015年8月18日 18時) (レス) id: df0873154f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごマサキ | 作成日時：2015年7月27日 1時
