箱入り娘と怪盗の恋物語 【怪盗ジョーカー】

懐かしい人 ページ36

貴｢…?ここは?｣

あたしは気がつけば知らない場所にいた。

ここは何処だろう?まわりは霧だらけで何も見えない…


…突然

???｢A!｣

何処からかあたしを呼ぶ声…

とても懐かしい、ずっと会いたかった人の声…

その声は…

貴｢お爺様!?｣

そんなはずはない、お爺様はもうこの世にはいない…


そのはずなのに、声のした方を振り向くと、そこにはもうこの世にはいないはずのあの人の姿がらあった…


お爺様｢A!久しぶりじゃのう!元気にしとったか?｣

貴｢お爺様!｣

あたしは驚きのあまり大きな声をだしていた。

そして驚きと同時に言葉にもできないほどの嬉しさと喜びが心から溢れ出したかのように、気がつけば目からは多くの涙が溢れ出していた。

貴｢ずっと会いたかった!｣


あたしはお爺様に抱きつこうとする。


しかし、お爺様の身体は透けていてあたしは抱きつくことができなかった。

お爺様｢残念じゃがわしに触れることは不可能じゃ…｣

そうか、お爺様はもうこの世にはいないから…


貴｢しかし、お爺様。なぜ突然あたしの前に?｣


お爺様｢実は、お前を連れていきたい場所があってな。｣

貴｢連れていきたい場所?｣


お爺様｢ああ。どうしてもお前に教えたい場所があってな。じゃあ今から行くぞ!｣


そう言うとお爺様は指をパチンと鳴らした。


その途端周りの霧は一気に消え…


1枚の大きな扉があわられた…

追加設定その２→←気まずくて…

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