箱入り娘と怪盗の恋物語 【怪盗ジョーカー】

そのころ… ページ20

そのころAの家では…

サヘル｢お嬢様がいないですって?｣

Aが結婚式が始まる前にいなくなったことで大騒ぎだった。


エリス｢一体どこに…｣


(ここからエリスsideですby作者)


数日前僕は両親から突然許嫁が出来たと言われ驚きが隠せなかった。

父さんからは許嫁に会いに行きなさいといわれ、許嫁の家に向かった。


その時は正直僕は全然気乗りしなかった。

僕に許嫁ができた理由。

それは、僕の会社シェル･ラズリーは世界の様々な盗賊や怪盗達から宝を保護する会社だ。

僕の許嫁はエメラルドの指輪を持っていて、それを守るためなのだ。

じゃあ宝だけを守ればいいじゃないか。
僕はそう思った。

しかし、その宝にはある古い言い伝えがあり、そしてその言い伝えに許嫁が深く関わっている。


宝だけでなく、その許嫁を守らなくては大変なことになる。


そこで、嫁として迎えれば誰からもその秘密がバレない。という訳だ。



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許嫁と面会当日。

僕はその時未だに気乗りしなかった。

しかし、今更断るわけにもいかない。

しばらくして許嫁が現れた。


僕は許嫁を見た途端、さっきまでの考えが180度変わった…



なんて美しいんだ…

こんな美しい人を僕の許嫁にするなんて勿体無いくらいだ。


そして笑顔がまた素敵だ…

僕はその笑顔をみた途端、一目惚れしてしまった…

こんな美しいならそりゃ様々な盗賊達に狙わても無理はない。


そしてその時僕は決心した。


この人を守らなくては…

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それなのに僕は…

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