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『…え？』
「Aちゃん、遅くなったね」
『…皆、何して、』
「ヒーローは遅れて登場、なんちゃって」
『…宮田』
宮田はパソコンを抱えて、うふふって笑う。
「Aちゃん、待った？」
『…玉森』
「思ったより時間かかっちゃった」
玉森は眼鏡をクイっとあげた。
「A…腹、ごめんな」
『二階堂…』
「後で俺が手当てする」
服が破けてる二階堂はごめんってまた謝る。
「ニカが手当てすると悪化しそうだから、俺やるよ。A、後で謝らせて」
『横尾…』
横尾さんは鉄パイプを肩に乗せ、少し微笑んだ。
「A…信じてあげれなくてごめんね。俺…疑心暗鬼になって…」
『…千賀、』
「…ごめんね」
ぐすって鼻を啜る千賀。
そしてその奥に立っている藤ヶ谷。
『…藤ヶ谷』
「………ごめん」
藤ヶ谷が悔しそうに、悲しそうに俯く。
「…っはは、皆おせーよ」
「ミツ！何捕まってんだよ！Aは俺に任せろって言ってたじゃん！」
「わりぃな」
「ミツにのせてる足、下ろしな」
踏んでいるKINGに千賀は発砲する。KINGはひょいっと避けて部屋の中心に立った。
「…ふふふ、これはどうも。皆さん初めまして。Queen…Aのボス及び、貴方達の大切な人を殺したKINGと申します」
「…てめぇか、愛を…愛を奪ったやつは」
「そうだよ藤ヶ谷くん。君の復讐相手だよ」
「…名前、」
「もちろん知ってるよ二階堂くん。そっちから横尾くん、二階堂くん、藤ヶ谷くん、千賀くん、宮田くん…そして玉森くん」
「…完璧」
宮田が呟く。
「ええ、藤ヶ谷くんが今私に向けている銃を使えなくなってしまったことも、二階堂くんが爆弾処理を学習したことも、北山くんがリーダー的存在なことも。全て知ってるよ。貴方達が疑ったQueenからの情報じゃなくてね、全て玉森くんからの情報提供だよ？」
『KING！余計なことを言うな』
あら失礼、と笑う。嘲笑う。
皆を引き裂こうと笑う。
「…A、俺ら知ってる。玉が自分で言ったから」
『…玉森、言うなって言ったよね？』
「…ごめん」
『どうして？中途半端なことするなって言ったよね？そんなことするから、皆…来ちゃったじゃない』
「A？」
皆来てくれた。でも敵わない。結局、私達は勝てない。
それなら…私だけでも。
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yuzu_(プロフ) - 完結間近なんですね！楽しみにしてます！ (2022年2月16日 8時) (
レス) id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - yuzu_さん» yuzu様、毎度コメントありがとうございます！長い間お待たせしてしまいました。本当に申し訳なかったです（ ; ; ）完結間近ですが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2022年2月16日 1時) (レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
yuzu_(プロフ) - お忙しい中ありがとうございます。ずっと待ってました泣また楽しみによみます！ (2022年2月15日 0時) (レス) @page42 id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - ほおうさぎさん» ほおうさぎ様、コメントありがとうございます！お返事遅くなりました。ごめんなさい。ジャニーズでこのようなお話ってあまり見かけないので勇気いりましたが、読んでくださる方が多く安心しています（笑）もう少しお休み頂きますが、これからも宜しくお願いします！♡ (2021年12月16日 17時) (レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
ほおうさぎ - はじめまして！キスマイのこういうお話好きなので楽しみにしています！主様のペースで大丈夫ですからね。ゆっくりお休みください！！ (2021年12月12日 23時) (レス) @page42 id: 86f6a5fb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシ | 作成日時：2021年11月25日 16時
