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「…A、玉にまで！！」
「や、これは」
『玉森がAちゃん内通者じゃないでしょ？違うでしょ？ってあまりにも煩いから、殺してやろうと思って』
「てめえ！！！いい加減にしろよ！玉にまで手を出すなら俺は撃つ！」
二階堂は私に銃を向ける。
『手が震えてるよ。そんなんじゃ当たるもんも当たらないんじゃない？』
「…るせえ」
「ニカ辞めろ、これは誤解で」
『こんなことされてるのに玉森は私を信じてるの？健気ね。ほら、私は貴方を殺すことに何の躊躇もないのよ』
「…っ、」
「玉！」
少し刃を玉森の首に食い込ませる。たらーっと血が流れる。
…玉森、私は貴方みたいに決意は緩くない。私の計画邪魔するなら本当にここで殺すわよ。
小声で玉森に言う。
「…分かったよ、ごめん」
『さあ？何の謝罪かしら』
「何話してんだ！！A！玉から離れろ！」
『…玉森はいいね。こんなに震えながら貴方を守ってくれる人が居て。もう少し仲間の力を信じてあげればいいのに』
「…っ」
「聞こえるように話せよ！…くっそ、本当に撃つからな！」
『撃てば？』
バンッ！
『…っぐ、』
「Aちゃん！」
「…A、Aが悪いんだからな！！」
本当に撃ちやがった。避けたけど、脇腹から血が流れる。こんな所で傷負ってる場合じゃないのに。
…でもこれでいい。ちゃんと私、裏切り者になれてる。
『…本当に撃つなんて。ほら玉森返すから。もう撃たないで？私ボスの所に帰れないと、殺されちゃうからさ』
玉森の背中を押す。
『はあ、痛いなあ。仲間の私に撃つなんて』
「Aは、仲間なんかじゃない」
「ニカ！！」
『…あはは、そうだよね』
これでいいんだって。
『じゃあ私行かないと。玉森、余計なこと言うなよ。…じゃあね』
中継機を持ち上げて、2人に笑顔で手を振る。
泣くなよ、泣くな。まだ泣くな。
2人に背を向けて歩く。ああ、痛いなあ。
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yuzu_(プロフ) - 完結間近なんですね！楽しみにしてます！ (2022年2月16日 8時) (
レス) id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - yuzu_さん» yuzu様、毎度コメントありがとうございます！長い間お待たせしてしまいました。本当に申し訳なかったです（ ; ; ）完結間近ですが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2022年2月16日 1時) (レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
yuzu_(プロフ) - お忙しい中ありがとうございます。ずっと待ってました泣また楽しみによみます！ (2022年2月15日 0時) (レス) @page42 id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - ほおうさぎさん» ほおうさぎ様、コメントありがとうございます！お返事遅くなりました。ごめんなさい。ジャニーズでこのようなお話ってあまり見かけないので勇気いりましたが、読んでくださる方が多く安心しています（笑）もう少しお休み頂きますが、これからも宜しくお願いします！♡ (2021年12月16日 17時) (レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
ほおうさぎ - はじめまして！キスマイのこういうお話好きなので楽しみにしています！主様のペースで大丈夫ですからね。ゆっくりお休みください！！ (2021年12月12日 23時) (レス) @page42 id: 86f6a5fb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシ | 作成日時：2021年11月25日 16時
