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『…ふふ』
「あ、A！笑うな！」
『二階堂ってやっぱり馬鹿だよね』
「やっぱりって何だ！」
「はいはい、煩いよ。ほらA、お粥だよ。冷ましてから食べなね」
煩い二階堂を無視して、目の前に置かれたお粥に視線を向ける。……美味しそう。
「簡単に作れるから、いつでも言って」
『…ん、ありがとう横尾』
「どういたしまして」
「A！これ食い終わったら勝負な！」
『…なんの』
「常識問題のしょーぶ！玉に出してもらって、どっちが頭いいか勝負！」
また二階堂は騒ぎ始めた。立ち上がってるし。
もう誰も止めないから、私も食べ始める。
『ふぅー…っあち、』
「おい！聞いてんのか！」
『聞いてるよ』
「じゃあ後でやるからな！」
『玉森、今問題ひとつ出して』
「ん〜…じゃあ99歳の事を何で言うでしょうか」
『白寿』
「はく…じゅ、」
ふって笑えば、二階堂はもう1問！！と叫ぶ。
「じゃあ、ダイヤモンドは何で出来ている？」
「そんなの簡単じゃん！輝いてる石！」
『ふぅー…横尾美味いねお粥』
「ははっ、ありがとう」
「A！答えろよ！」
『え？ああ、炭素』
「はあ？たんそな訳ねー「A正解」
え、すごって千賀が驚く。千賀も馬鹿そう。
「Aは優秀な人材だよ？ニカは諦めなさい」
横尾さんに言われて、シュンとした二階堂は大人しく座ってサラダを食べ始めた。
こんな簡単なことで優秀って言われるのはどうなの？
あーでも今日のご飯は格段に美味しい。
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「今日は依頼主に依頼物を渡しに行きまーす」
朝ごはんを食べた後の集会で、二階堂はどこか元気なさげに話し始めた。ふふ、私に勝つのは100年早い。
「依頼主ってこの間と同じ所だよね？」
「この間？」
「青の結晶届けた所」
「そうだけど、千賀どうして？」
「この間、俺とAで護衛したでしょ？そのときに話してたんだけど、あの屋敷どこか怪しいって言うか…」
「怪しい？」
北山の質問に、うんと答える千賀。確かに異様に不自然な点が多かった。
「警備もいないし、屋敷内も異様に暗かったから」
『…それにこれは私の気のせいかもしれないけど、誰かに見られてるように感じた』
「え！それは気付かなかったな…」
『私の勘違いかもしれないけど』
「いや、Aが言うなら説得力はあるよね。今回は皆で行くか…？」
北山はすんなり私の意見を受け入れた。
意見なんて言えないような主従の関係で生きてきた私にとって…今のは嬉しかったなあ。
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ナナシ(プロフ) - ななさん» やばかったですか！笑 ありがとうございます！テスト頑張って下さい！ (2021年11月26日 0時) (
レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
なな - やばかった！テストが明日で終わるので、これを読むため頑張ります笑 (2021年11月25日 18時) (レス) @page50 id: 098f1a119e (このIDを非表示/違反報告)
なな - はい！楽しみにしています！！！ (2021年11月24日 6時) (レス) @page45 id: 098f1a119e (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - ななさん» 大きく展開が動きました…これからどうなるか、楽しみにしていてください♪ (2021年11月23日 19時) (レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
なな - ちょっと泣きそうになりました、、、みっくんがどうなってしまうのか。。。 (2021年11月23日 14時) (レス) @page43 id: 098f1a119e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシ | 作成日時：2021年11月10日 0時
