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バン!バン!
残った2人の腕を目掛けて撃つ。
「Aちゃん、銃まだ持ってたの!?」
『舐めないでよ万能暗殺者を!次の手なんていくつ用意していると思ってるの?』
リボルバーを脚のポケットに入れておいた。
舐めんな暗殺者。
「おーい!大丈夫かー!」
遅すぎる4人が走ってやってきた。
「A!血だらけ!」
千賀の叫び声に、自分を見る。
右手の血もそうだけど、返り血も浴びていたせいで割と赤い。あら、顔にもついてるみたい。
「A、怪我は?」
『特にないよ』
「ある!Aちゃんは俺を庇って右手に撃たれたんだよ」
北山の質問に宮田が答える。うるさい。
『人の心配より、宮田は足の心配したら』
「うわAってカッコいいな」
「Aちゃんありがとう……」
煩い二階堂を無視して、宮田に別に、と言う。
「とりあえず宝も盗ったし、行くぞ!」
「JOKER置いた?」
「俺置いたよ〜」
「A!おいで!」
『…うん』
帰りは車に乗って、横尾さんに手当てされた。
適当に包帯巻いとけば治るよって言うと、頭を銃で殴られた。痛い!角で殴らなかっただけマシでしょ、って言われた。酷い!
家?に戻ると、シャワー浴びてこいと北山に言われた。もう少し怪我人を労われ、汚い扱いをするなって叫びたかった。
風呂を出ると北山と二階堂、千賀、横尾ももう1つの大浴場で浴びたのか、ホクホクした姿がリビングにあった。皆コップを持ってテーブルを囲んでいる。
「なんかAが幼く見える」
『いちいち二階堂うるさい』
冷蔵庫から水を取り出して飲む。気持ちい。
右手が使えないのが少し不便。
「A、宮田を守ってくれたらしいな」
『…いや、まあ』
「宮田だけじゃない。結果的に俺らは守られたってわけ。ありがとうA」
立ったままの私に北山はお礼を言った。
『別にお礼なんて言われたくてしたわけじゃ』
「じゃあどうして守ってくれた?」
『……』
「報酬のため?」
『…気付いたら、弾を受けてた』
咄嗟に動いてた。
あの時何を考えてたかなんて、全く思い出せない。
「気づいたら、か〜」
「んふふ嬉しいね」
二階堂と千賀は笑う。ホクホク。
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ナナシ(プロフ) - ななさん» やばかったですか!笑 ありがとうございます!テスト頑張って下さい! (2021年11月26日 0時) (レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
なな - やばかった!テストが明日で終わるので、これを読むため頑張ります笑 (2021年11月25日 18時) (レス) @page50 id: 098f1a119e (このIDを非表示/違反報告)
なな - はい!楽しみにしています!!! (2021年11月24日 6時) (レス) @page45 id: 098f1a119e (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - ななさん» 大きく展開が動きました…これからどうなるか、楽しみにしていてください♪ (2021年11月23日 19時) (レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
なな - ちょっと泣きそうになりました、、、みっくんがどうなってしまうのか。。。 (2021年11月23日 14時) (レス) @page43 id: 098f1a119e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナシ | 作成日時:2021年11月10日 0時