検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:24,027 hit

14 ページ15

.



バン!バン!

残った2人の腕を目掛けて撃つ。


「Aちゃん、銃まだ持ってたの!?」
『舐めないでよ万能暗殺者を!次の手なんていくつ用意していると思ってるの?』


リボルバーを脚のポケットに入れておいた。
舐めんな暗殺者。




「おーい!大丈夫かー!」

遅すぎる4人が走ってやってきた。



「A!血だらけ!」

千賀の叫び声に、自分を見る。

右手の血もそうだけど、返り血も浴びていたせいで割と赤い。あら、顔にもついてるみたい。



「A、怪我は?」
『特にないよ』
「ある!Aちゃんは俺を庇って右手に撃たれたんだよ」

北山の質問に宮田が答える。うるさい。



『人の心配より、宮田は足の心配したら』
「うわAってカッコいいな」
「Aちゃんありがとう……」


煩い二階堂を無視して、宮田に別に、と言う。


「とりあえず宝も盗ったし、行くぞ!」
「JOKER置いた?」
「俺置いたよ〜」
「A!おいで!」
『…うん』

帰りは車に乗って、横尾さんに手当てされた。

適当に包帯巻いとけば治るよって言うと、頭を銃で殴られた。痛い!角で殴らなかっただけマシでしょ、って言われた。酷い!








家?に戻ると、シャワー浴びてこいと北山に言われた。もう少し怪我人を労われ、汚い扱いをするなって叫びたかった。

風呂を出ると北山と二階堂、千賀、横尾ももう1つの大浴場で浴びたのか、ホクホクした姿がリビングにあった。皆コップを持ってテーブルを囲んでいる。


「なんかAが幼く見える」
『いちいち二階堂うるさい』

冷蔵庫から水を取り出して飲む。気持ちい。
右手が使えないのが少し不便。


「A、宮田を守ってくれたらしいな」
『…いや、まあ』
「宮田だけじゃない。結果的に俺らは守られたってわけ。ありがとうA」

立ったままの私に北山はお礼を言った。


『別にお礼なんて言われたくてしたわけじゃ』
「じゃあどうして守ってくれた?」
『……』
「報酬のため?」

『…気付いたら、弾を受けてた』


咄嗟に動いてた。
あの時何を考えてたかなんて、全く思い出せない。


「気づいたら、か〜」
「んふふ嬉しいね」

二階堂と千賀は笑う。ホクホク。



.

15→←13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
107人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ナナシ(プロフ) - ななさん» やばかったですか!笑 ありがとうございます!テスト頑張って下さい! (2021年11月26日 0時) (レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
なな - やばかった!テストが明日で終わるので、これを読むため頑張ります笑 (2021年11月25日 18時) (レス) @page50 id: 098f1a119e (このIDを非表示/違反報告)
なな - はい!楽しみにしています!!! (2021年11月24日 6時) (レス) @page45 id: 098f1a119e (このIDを非表示/違反報告)
ナナシ(プロフ) - ななさん» 大きく展開が動きました…これからどうなるか、楽しみにしていてください♪ (2021年11月23日 19時) (レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
なな - ちょっと泣きそうになりました、、、みっくんがどうなってしまうのか。。。 (2021年11月23日 14時) (レス) @page43 id: 098f1a119e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ナナシ | 作成日時:2021年11月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。