条件:02 ページ2
「……あれ?」
朝ごはんを作ろうと起きたらいい匂いがした。
……不法侵入?
松村「おはよ、早いんだね。」
「ぎゃー!!!!」
忘れてた!!
なんか訳わかんないけど適当に返事したんだったわ!!!
「お、おはようございます、松村さん」
松村「あのさー、大家さんにも付き合ってるから彼女と住むって言ったのよ、松村さんはまずくない?」
「まつむら」
松村「そうじゃねーよ。……んー、ほっくん。」
「ほっくん?!?!可愛すぎません?!」
松村「おれもAって呼ぶし。ね。ご飯できたよ。」
「おお……」
松村「つか、家に紅鮭とか置いてあるんだ。」
「好きだから……」
冷蔵庫は自由に使っていいとか言ったっけ。
おやつは食べないでって言ったけど。
昨日は多分、疲れてどうかしていたんだ、やっぱり断ろう。
……とおもったのに。
「いただきます。」
あまりの美味しさに手放すのを惜しく感じてしまって。
「すごい、美味しいです。」
松村「……よかった。」
こんな共同生活なんておかしいに決まってる。
……かっこいいからって、ほだされたらダメなんじゃないかな。
条件、その一。付き合っているフリをすること。
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作者名:冬村 | 作成日時:2020年3月20日 15時