不安 #颯 ページ22
※pink
綺麗な川の水の中に魚がいなかったら
綺麗なあなたの心の中に私がいなかったら
嫌われたくなくて懸命にあなたにアピー ルする
『颯おかえり』
颯「ただいま」
『ご飯食べる?』
颯「…外で済ましてきたから。大丈夫」
『そっか』
外で済ませてきたという彼は
疲れ気味にソファに腰掛ける
はぁ…というため息と共に
リモコンを手に取ってチャンネルを変える彼
そのため息は私のせいじゃないよね?
大丈夫だよね?
ちょっとしたことで
自虐してしまう私は相当彼に酔ってるらしい
外で済ませてきたことも
私の手料理を食べたくないんじゃないかとか
ため息だって
私に話しかけられて嫌だったんじゃないかとか
こんなこと考えたくないのに
どうしてかネガ ティブになってしまう
『颯』
颯「ん?」
『一緒に寝てくれる?』
颯「え?…うん」
『ひゃ…っあぁ』
颯「こっち見て?」
繋がれた所からピチャピチャと
卑猥な音が聞こえてくる
颯と私が繋がっている
どんなに褒められても慰められても
繋がっているということに私は心を癒される
この時だけはポジティブに考えられる
『はぁ…んんっ!』
颯「A?」
『…?』
颯「キスしよ」
『…うん』
珍しくキスの要望
唇と唇が重なって
細い感触が心地よく伝わってくる
舌が私の舌を探し絡め合い銀の糸が結びつける
その心地良さに浸りながら
ちゃんとした愛と快楽を味わえた気がした
颯「なんで誘ってきたの?」
『私の事嫌ってるんじゃないかなと思っ て』
颯「は?」
『いつも夕飯とか外で済ましてくるし』
颯「不安になっちゃった?」
『うん…』
そう言うとすっぽりと収まる体
優しい雰囲気と温かい体温が不安を消し去り
すぐに心地良さが体と部屋全体をめぐる
颯「大丈夫。Aが思ってるより俺は
何倍も大好きだし愛してるから」
『…本当?』
颯「本当。愛してるよ?」
『…私も愛してる。疑っちゃってごめんね』
颯「たまにはそんなこともあるって。
だからこれからは俺を信じろ?」
そう微笑む彼の後ろ首に
赤い印が咲いていたのを私は知らない
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あっとまーく - 彩華さん» 良かったです!ハロウィンは大喜利じゃなくて話にしますね。用事があるので夜までには更新します! (2017年11月12日 12時) (レス) id: aa64b92b3e (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - もう終わったけど全員のハロインが見たいです (2017年11月12日 11時) (レス) id: 0656766ac0 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - これはこれでアリっす!! (2017年11月12日 11時) (レス) id: 0656766ac0 (このIDを非表示/違反報告)
あっとまーく - 彩華さん» 上手く書けなかった気がします…。 (2017年11月12日 11時) (レス) id: aa64b92b3e (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - WBとお泊まり会の時に彪馬君とpinkいけますか? (2017年11月12日 10時) (レス) id: 0656766ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あっとまーく | 作成日時:2017年11月5日 0時