【ジョジョ】幸福少女(?)と帽子の君。

問う ページ41

その後、私達の勝利を祝福する様に、朝はやって来た。

DIOの体は、さらさらと砂になって消えていった。

終わったんだ。

全部。

ジョセフさん、ポルナレフは無事に屍生人達を全滅させたらしい。

アヴさんは出血が酷かったものの、命に別状はないとのこと。

典明は胸にナイフが刺さっていたが、防弾チョッキにより致命傷は避けた。

イギーは二人を必死に安全な場所へ運んだらしい。

良かった。

皆無事だ。

SPW財団の人達から皆の容態を聞き、安心した。

ホッとしていると、承太郎に問われた。

承「パンチをもろに食らっていたのに、何故、ここまで回復したんだ？」

と。

私は答えた。

『なんだか分からないけど…、一回三途の川(?)行ってた←』

と。

詳しく話した。

気が付くと、何もない真っ白な世界にいたと。

そこには父さんと母さんがいたと。

二人が戻りなさいと言ってくれたこと。

戻るとそこは現世だったこと。

何故か傷口は全て塞がっていたこと。

引き寄せられるように承太郎のもとまでやって来たこと。

そう、話すと、承太郎は首を傾げた。

承「それは奇妙なもんだな。」

フッと承太郎は笑った。

そして思い出したように言った。

承「…リュウ、好きだ。」

『…うん。私も』

承「俺と…付き合ってくれるか」

『YES以外返す言葉無いよ。』

と、私は笑った。

ああ、私は何て幸せ者なのか。

大切な友ができて、愛すべき彼がいて…。

これ以上の幸福があるか。

そして、私と承太郎は優しい口付けを―――

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