23話：ずっと一緒に ページ24
『ずっと一緒に居てやる』なんて言葉が爆豪くんから聞けるとは思わなかったなぁ。
毎日毎日･･･周囲に恐れられ、疎まれ。デクくんに気を遣わせてた厄介な私を、爆豪くんは持ち前の不器用な一言で救ってくれた。
あの日から毎日一緒に居てくれる爆豪くんへの恩返し、と言っちゃ何だが、爆豪くんを守りたいと思った。
それで周りからの攻撃にも耐えようと、強うなろうとするあまり表情筋は死んだけど･･･←
でもそれで私は確かに、確かに強くなった。
強く･･･
.
.
.
.
爆豪「強くなんかなってねーよ、お前」
A「･･････なに？突然」
学校の帰り道だった。
寄り道して暗くなった道を、いつものように二人で歩いていた時。爆豪くんは振り返りもせずに言い放った。
爆豪「･･･テメェがまた何かすこぶる鬱陶しい勘違いしてやがると思ったんだよ馬鹿」
A「それは･･･私が弱いって言いたいのかなぁ」
爆豪「弱ェよ」
A「･･･そ、っか」
･･･よく分からないけどまだまだってことかな。
爆豪くんより弱い事は確かだけど、守れるくらいには強くなれてたと思っていた。
爆豪くんだけじゃなく、デクくんだって、守りたい。
大切な人達を･･･。
A「･･･そうだね。明日からもっと頑張らなきゃなぁー。最近はご飯もちゃんと食べてるし〜」
少し前を歩く爆豪くんに追いついて隣に立つ。
爆豪くんは顔をこっちに向け、じっと私を見つめた。
A「･･･え、なに？」
爆豪「もっとこっち寄れや」
A「ｱｯﾊｲ」
さすが王様だ、逆らえねぇ。
元々距離感とかはぶっ壊れてるんだけど、とにかく言われるがままギリギリまで近づく。
爆豪くんは私の顔をジロジロ見つめて顔を顰めた。
爆豪「･････････ブッサイクだな」
A「･･･え？」
･･･え･･･ブサイク･･･？
いや、まぁ･･･顔に自信があった訳じゃあないけどそんな事言われたことはなかったからビビった。
A「私ブサイク･･･？」
爆豪「あぁそーだな、そんなのテメェの顔じゃねぇ」
A「何それ」
爆豪「笑えよ」
A「え」
爆豪くんの私のより一回り大きな手が私の顔を鷲掴みにする。
爆豪「笑えやマヌケ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 229人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
不登校者(桃) - 妹(？)ちゃん怖い……:(; °д°):ｶﾞｸﾌﾞﾙ (2018年3月19日 21時) (
レス) id: 43760f7460 (このIDを非表示/違反報告)
ナカジマ2(プロフ) - 私がナカジマ2です。 (2018年3月6日 0時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
ナカジマ(プロフ) - すこんぶさん» 嬉しすぎてニヤニヤしてしまいます(*´ｰ`*)これからもたくさん書いていくので是非呼んでください<(_ _*)> (2018年3月5日 6時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - はじめまして、すこんぶといいます!!あなた様の作る作品の爆豪くんがかっこよすぎていつもニヤニヤしながらみてます!!頑張ってください。応援しています!! (2018年3月5日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナカジマ x他1人 | 作成日時：2018年2月21日 6時
