17話：守るため･･･ ページ18
そうだ･･･私は大切な人を今度は傷つけるんじゃなく、守るためにヒーローを志した。
デクくんのオタク知識の影響で私もヒーローには詳しかったしちょうどよかった。
･･･でも、こんなこと言ったら爆豪くんは怒るだろう。
あの強くて何でも出来て、自分が一番の爆豪くんを守りたいだなんて言ったらめちゃくちゃに怒るだろう。
爆豪「オイ、何ボケっとしてんだ」
A「あ、ごめん」
爆豪「Aがゲーセン行くって言ったんだろが」
･･･一緒に行こうなんて言ってないのに、爆豪くんは「ナンパされるかもしれない」なんて理由でついてきてくれる。
本当に、そういう優しさも持っている上で強い人なんだ。
そんなすごい人を私は守りたいなんて思った。
A「･･･爆豪くん、やっぱり、まっすぐ帰ろ」
爆豪「はァ？･･･チッ、めんどくせぇな」
とかなんとか言いながらついてきてくれるんだね。マジ聖母だね。
爆豪くんがこうして隣に居てくれて私にだけ優しさを向けてくれる事にこんなにも幸せを感じてるのに、私の顔筋はピクリとも動かない。
いつからか、私は表情を変化させることが出来なくなってしまっていた。
こんな私がヒーローになったとして、人からの支持を集められるのだろうか。･･･ましてやこんなに弱い。
A「･･･ねぇ、変なこと聞くけどいい？」
爆豪「ムリ」
A「あのさ」
爆豪「話聞けや」
うわぁ、爆豪くんがちょっと怒っている。
でも割といつものことだから気にしないでおこう。
A「･･･もし今ヴィランが襲って来たとして、私は爆豪くんのこと守れるかな？」
爆豪「･･･あ？」
わ、やっぱり怒るか。
爆豪くんの眉間に皺が寄る。やべ、言わなきゃ良かったか。
爆豪「無理に決まってんだろ、不可能だわ馬鹿。二度と考えんな」
A「ﾃﾞｽﾖﾈ」
まぁ爆豪くんは本当の本当に強い、から。
じきに離れなきゃ行けない時が来るんだ。
爆豪「でも」
少し前を歩いていた爆豪くんの歩みが止まる。
爆豪「俺を守るなんて有り得ねぇけど、俺がAを守るのは有り得るかもな」
A「･････････え？」
･･････私が･･･爆豪くんに守られる？
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不登校者(桃) - 妹(？)ちゃん怖い……:(; °д°):ｶﾞｸﾌﾞﾙ (2018年3月19日 21時) (
レス) id: 43760f7460 (このIDを非表示/違反報告)
ナカジマ2(プロフ) - 私がナカジマ2です。 (2018年3月6日 0時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
ナカジマ(プロフ) - すこんぶさん» 嬉しすぎてニヤニヤしてしまいます(*´ｰ`*)これからもたくさん書いていくので是非呼んでください<(_ _*)> (2018年3月5日 6時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - はじめまして、すこんぶといいます!!あなた様の作る作品の爆豪くんがかっこよすぎていつもニヤニヤしながらみてます!!頑張ってください。応援しています!! (2018年3月5日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナカジマ x他1人 | 作成日時：2018年2月21日 6時
