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Aside



考え事をするときはだいたいバルコニーか中庭に向かう。どっちも心が落ち着いて大好きな場所だ。





今日は足が勝手に中庭に向かった。ここでバルコニーを選んでいたらあんな事にはならなかったのかもしれないのに………






中庭のいつもの花の前に座ってぼーっと考える。





養子になるのか、大毅と結婚するのか、それとも別の方法を探し出すのか。





答えは出ないまま時間だけが過ぎていく。





すると後ろで物音がした。





誰かが呼びに来たのかと思って振り返ると、そこには憎悪に満ちた表情をした人が立っていた。





「いやっ!」





咄嗟に危険を感じて叫んだけれど、助けを呼ぶ前にお腹に痛みを感じて意識が途絶えた。

恐怖の時間→←終わりの始まり



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作者名:杏樹 | 作成日時:2019年2月15日 17時

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