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Aside



もう二度と振り返らないと決めたはずなのに
僕はどうしてまだここに留まってるんだろう
どれほど昨日を見つめても
明日が見つかりはしない
もう今をごまかせない



何度も何度も変わろうって



変わらなきゃって思った。



でもやっぱり無理なんだ。




神「……謝らないでください。お嬢様は何も悪くないですからね?」




そんな私を絶対に責めないで受け止めてくれる人が身近にいる。




それがどれだけ心強いのかを知ってしまった今はついつい甘えてしまう。




甘えてばかりじゃダメだってわかっているのに。




生きるとは孤独になること
愛に甘えるな
群れの中守られていても
本当の道は絶対見つからない




「ごめん……もう寝てもいいかな……」





とにかく一人になりたくて、





でも一人にしてって言ってもこの人たちは絶対に一人にしてくれないってわかってるから、





全然眠くなんかないのに嘘をついた。





神「………そうですか。わかりました……」





ゆっくりお休みください。と言って二人が部屋を出ていくのを見届けてから窓際に行き窓を開け放つ。





元々高台に建てられている家だから二階の私の部屋からでもそこそこ綺麗な景色が見える設計になっている。




吹き込む風は冬の訪れを感じさせる冷たい風でいつもは肌寒いと感じるけれど今日はなぜかその冷たさが心地いい。




その冷たさに身を任せながら考えるのは大毅の事。




『お嬢様を独りにしたりしません。』




そう言ってくれたのに……




どうして……




どうして……





どうして……






戻ってきてよ………

側にいるから→←変われない



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杏樹(プロフ) - ひぃさん» ありがとうございます(>人<;)亀更新ですがこれからもよろしくお願いします! (2019年1月7日 13時) (レス) id: ca6c40f50d (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - この作品大好きです。更新頑張って下さい!! (2019年1月6日 11時) (レス) id: 6e1b6406da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏樹 | 作成日時:2019年1月2日 22時

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