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Aside
濱「くそ、マスコミか……」
家が近くなればなるほど増えていくカメラやマイクなどの機材を持った人達。
藤「まずいな。」
小「A、悪いけど頭見えへんようにこれ被って頭下げてて。」
そう言って望は着ていたジャケットを脱いで私に無理矢理被せ上半身を屈ませた。
「ちょ、望！？」
小「顔バレすると後で面倒やから耐えてな？」
なんで顔バレしたら面倒なのかは全くわからないけど取り敢えず望の指示に従っておく。
神「これ、裏から入った方がええんちゃう？」
濱「そうやな……みんな飛ばすから掴まっててな。」
崇裕の言葉と共に私の体は望によってその体制のまましっかりと固定された。
宣言通り車は急にスピードを上げて走り始めた。といっても周りが見えないからあんまりわからないんだけど。
小「ん、もう大丈夫やで。」
頭に被せられていたジャケットが無くなって急に視界が開けた。
窓から見える建物はかろうじて家なんだってわかるけれど、正面玄関とは比べ物にならないくらいこじんまりとしたドアしかなくて若干戸惑う。
車から降りて家の中に入ると、聞こえてきたのは男の人たちの話し声。
その声は社長室の方から聞こえてきていて。
みんな状況がわかっていないようで不思議そうな顔をしていて、全員で社長室に向かう。
大毅が壊したために開け放たれている社長室は数人の警察官と知らない男の人がいた。
床に広がっていた大毅の血は綺麗に拭き取られ、刑事ドラマでよく見るような殺人現場のようになっていた。
すると警察官と話していた男の人が私たちに気がつき、こっちに向かって歩いてきた。
自然と6人は私を守るように前に立った。
『君が社長の娘か？』
その人は私の目の前に来るとそう言った。
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杏樹(プロフ) - ひぃさん» ありがとうございます(＞人＜;)亀更新ですがこれからもよろしくお願いします！ (2019年1月7日 13時) (
レス) id: ca6c40f50d (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ - この作品大好きです。更新頑張って下さい!! (2019年1月6日 11時) (レス) id: 6e1b6406da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏樹 | 作成日時：2019年1月2日 22時
