セクゾの姫は自由人?!

結婚式 ページ32

A side





ついにこの日が来ちゃった、、、





きれーな白いドレスに身を包んで、隣を歩くのはなぜかおじいちゃん(ジャニーさん)



お父さんがいない、って話したその時から、


"僕、YOUが結婚する時は隣を歩くよ"


ってずーっと言ってた。





教会の扉が開き、中の光景が一度に目に入る。

涙ぐんでるお母さん、ニヤニヤしてる紫耀と弟のりく。

この人だけには見て欲しいって思って呼んだ、すばると、翔ちゃん。


メンバー1人だけ選んで挙式の方にも呼ぼうってなって選んだ、淳太と風磨。



みんな、祝福してくれてる。

みんな、笑顔で迎えてくれてる。



その事がなんだか嬉しくて涙が出そうになったけど、




後ろ姿からでも丸わかりな大毅の緊張ぶりが面白すぎて、なみだなんかひっこんだ。







大毅の横に並び、おじいちゃんと組まれた腕を大毅のうでにくみかえて牧師さんの前まで歩く。









重岡『なぁっ』





小声で話しかけてきた大毅。





｢なにっ｣



私も小声でそう返す




重岡『俺、Aと結婚できて幸せやで』




柄にもない事を突然言うもんだから、ちょっとおかしくなって、ふふっと笑うと



重岡『なんや、おかしいことでもあった？』



そう言われて



｢んーん、なんも。｣




そう返しているうちに、式は進んで行く。






牧師『＿＿＿＿、隣にいる妻を愛し続けることを誓いますか？』






重岡『誓います。』






牧師『＿＿＿＿＿＿、隣にいる夫を愛し続けることを誓いますか？』





｢誓います。｣






牧師『それでは、誓いのキスを』






その声で、大毅と向かい合い、私の顔にかかったベールが外される





ちょっと照れくさいけど、すごく幸せ。




みんなからも、私たちを祝う声がわぁって上がった。

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