体力不足や ページ24
電車に乗ってついた先は、少し高台になっていて。
その頂上には、大きな観覧車。公園全体を見渡せるようになっている。
A｢観覧車乗ろ！｣
藤「久しぶりやー！」
丈くんと走って観覧車まで…とはいえ。
足も遅く体力もない私は、すぐに遅れていってしまう。あかんわ、マジで。この運動音痴、恨む…
先を走っていた丈くんが振り向いてくれて。足を止めて、戻ってきてくれる。その顔は、心配そう。
ごめんよ、息が切れてしまって、カメラを構えるのでいっぱいいっぱいやねん。
藤「大丈夫？」
A「大丈夫…もともと脚が遅い上に体力もあらへんし運動音痴やし、そんな私にこの坂はキツかった…」
藤「なんやねんそれ笑」
はは、と一回笑った丈くんは、そのまま私の手を取って。
藤「ひっぱってったるわ。ゆっくり行こ」
A｢あ…りがと…｣
そのまま、坂を上っていく。おおおおおキュンキュンします！！
藤｢あとちょっと〜♪ あっとちょっと〜♪｣
A｢何その歌笑｣
藤｢あとちょっとの歌。作詞・作曲藤原丈一郎｣
A｢なんやの笑｣
藤｢ははっ あ、もうつくで、観覧車！あっとちょっと〜で〜かっんらっんしゃ〜♪｣
A｢増えた笑｣
藤「はははっ笑 はい、とうちゃーく！！お姉さん、観覧車２人、お願いしまーす」
A｢あ、払うよ｣
藤｢んじゃ端数払って、２人で640円やから、140円｣
A｢私小銭増えるやん｣
藤｢その通り。俺は500円玉で払うからな！はははっ笑｣
A｢なんなんもー笑｣
完全に奢られるのは苦手やから…端数でも払わせてくれるのは嬉しいけど！！けどお釣りで小銭増えたー！もー！
けどまぁこれも優しさやと思うので、重くなった財布は、大人しくしまいまーす。
係員さんが開けてくれた観覧車の箱に、丈くんに手を引かれて乗り込む。
ドアが閉められれば、完全なる密室。
お、ちょっとドキドキしてきたぞ？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sayachan(プロフ) - んねぇぇえァ！！皆のデートも見たくてしくしく。尾行組の心の声が可愛すぎて、行動が愛しすぎて読みながら萌え萌えしてました！最高の作品をありがとうございます (3月20日 21時) (
レス) @page28 id: b9f99ae7f6 (このIDを非表示/違反報告)
まみりん(プロフ) - まめさん、こんにちは。完結おめでとうございます。丈くんの優しさにキュンキュンしながら流石リアコだなと思いながら読んでいって本当ににまめさんが書く丈くんはそのままの丈くんでリアルでした😊続編もありがとうございます💕 (2月20日 17時) (レス) @page28 id: 3f67abdb30 (このIDを非表示/違反報告)
ころん(プロフ) - まめさんこんばんは！完結お疲れ様ですー！！そして続編ありがとうございます（嬉泣）アンケートコメント時の妄想が現実となるとはっ！！！楽しみに待っています💓 (2月14日 20時) (レス) @page28 id: 22f4947ca2 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - 完結、お疲れ様です、あのPVを楠ちゃん目線…。楽しみでしかないっ！！ワクワクしながら待ってます！ (2月14日 18時) (レス) @page28 id: 1120b0b979 (このIDを非表示/違反報告)
まみりん(プロフ) - まめさん、こんにちは。リアコ兄さんなのでさらっとやりそうですよね。丈くん！尾行してるさくこじが可愛いです。しかしリサーチ力がすごすぎるよ、丈くん😂 (2月12日 14時) (レス) @page21 id: 3f67abdb30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめ
| 作成日時：2023年12月15日 21時
