title６８ ページ18
ピーンポーン
やっと着いた。
だけど、何も返ってこない。
．
「…潤？潤！！」
さらに心配が競り上がってきて
玄関のドアをバンバンと叩く。
．
「ねぇ！！いるんでしょ？！大丈夫！？」
周りも気にせず大声で叫ぶ。
がちゃ
急に叩いていたドアが開いて
潤「ちょ…うるさい。。。」
「潤！！どうしたの？！」
潤「まぁ、入れよ。」
．
顔を見せた潤は
ただでさえ小さな顔にマスクをしてて
ほぼ顔も見えない状態。
だけど、声は掠れてて雰囲気も重くて、
一目で風邪なんだって分かる。
．
「じゃ、失礼します、、」
潤「ん。…なんか飲む？」
「いや、いいよ！！そんなことより、しんどいんでしょ？寝ててよ。」
潤「んー、、サンキュ。」
．
足取りもしっかりしてない様子で
寝室に向かう潤。
．
…あれ、私、どうしたらいんだろう。
．
潤「…来てよ。」
「えっ、あ、うん。」
私の疑問を察したように言う。
．
ベットに潜り込む潤の横で、
床に体育座りで座る。
．
潤「…来てくれて、ありがと。」
「だ、だって、死にそうとか言うから、心配になって…」
潤「うん。嬉しい。」
そう言うと、
手を伸ばしてきて私の頭をなでる潤。
暗くて見えない中だったから
ビクッとしてしまう。
．
すると、その手が止まる。
潤「…嫌？」
そういうタイミングに限って
目が慣れてきて、いつかみたいな悲しそうな顔が見える。
．
潤「…そりゃそうだな、ごめん。」
そう言って手を引こうとした彼の手をパシッと掴む。
潤「え。」
「…心配したの。心配で心配で、居ても立っても居られなかったの。」
潤「…。」
「家事も放り出して、来たの。…責任とってよね。」
．
我ながら素直じゃない返事に
潤もフフッと笑う。
潤「…うん、感謝してる(笑)」
手を握り返してくる。
．
どこかに飛んでってたはずの
ドキドキが急に戻ってくる。
潤「…ね、緊張してる？」
「はいっ？してないよ。」
潤「ふーん、」
少し手を引く。
潤「離そうとしてんじゃねーよ(笑)」
より強く握られる。
「離してよー。」
潤「やーだ。」
．
目を瞑って、ニコニコしてるのが見える。
‘死にそう’はどこに行ったんだか。
「早く寝なさいっ！！」
潤「うわっ」
お仕置きに額にキス落とした。
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嵐崎yui - はるぴー♪さん» コメントありがとうございます！面白いだなんて、ありがたすぎます！！応援の言葉も感謝感激です！！これからも私と私のお話を宜しくお願いします！！！ (2016年10月21日 14時) (
レス) id: b37e417ea1 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴー♪ - 凄く面白いです! これからも頑張って下さい!!! (2016年10月17日 21時) (レス) id: b534a5fc78 (このIDを非表示/違反報告)
嵐崎yui(プロフ) - ありさんさん» こんにちは！！コメントありがとうございます！面白いだなんて…嬉しすぎます(/ω＼) 亀更新でスミマセン(^-^;でも何だかありさんに言われて、頑張れそうです←(笑)ありがとうございます(笑)これからもどうぞよろしくお願いします。 (2016年9月21日 19時) (レス) id: 9694d9e8b5 (このIDを非表示/違反報告)
ありさん - こんにちは！ とても面白いです！ 更新頑張ってください！ (2016年9月21日 18時) (レス) id: 6a8395d68e (このIDを非表示/違反報告)
嵐崎yui(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！これからも大好きと言ってもらえる翔さんを書けるよう頑張ります(笑)ぜひ読んでやって下さい！！ (2016年9月16日 19時) (レス) id: 9694d9e8b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐崎yui | 作成日時：2016年9月9日 19時
