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ん？と思って声が聞こえた方に目を向けると、そこにはおそらく友達であろう女子と話しているあの子の後ろ姿。
よく背中を見ただけでわかるなと自分でも思ったけど、あれは絶対にあのときの彼女だ、となぜか確信していた。
『……でもAはさぁ、、』
Aちゃん、って言うんや。
友達との会話がたまたま聞こえてきて、ここで思いがけず彼女の名前を知る。
それから電車が来るまでの数分間はまるで注意散漫状態だった。
Aちゃんの方向が気になってしゃーない、でも盗み聞きはよろしくないしなぁ、でもやっぱり気になる、の繰り返し。
「、、なぁ？碧海！……ってお前、聞いてへんやろ」
結局何にも耳に入ってこないまま汐恩に肩を叩かれてハッとする。……ほんまになんも聞いてなかった。
「……あぁ、聞いてる聞いてる」
「さっきからずっと上の空やん」
「えぇ〜それってスカイだけに？」
「うわっ、めっちゃおもんないやん」
面白くないとか言いながら爆笑してる祥生はその勢いで電車に乗り込むとき躓きかけていて、なぜか嬉しそうな汐恩にガハガハ笑われていた。
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それからまた1週間後。Aちゃんと再会する。
期末試験も終盤に差し掛かった週明けの日。
月曜の朝の駅前は土日を挟んでいるからこそ、いつも以上に人で埋まっているように感じる。
昨日の夜、テスト勉強は早々に諦めてさっさと寝たからか珍しく目覚めが良くて、普段よりも30分は早い電車に乗れた。
10本以上早い電車に乗ったっていうのに車内は既にサラリーマンや学生でパンパンだ。
ドア付近の角のポジションをなんとかゲットして静かに電車に揺られる。
朝イチのテストなんやったっけ……。
なんとなく思い出そうとして、けど案の定やっぱり何も覚えてなくて、
イヤホンから流れる曲に耳を傾けながらぼーっとしていると視界の端に不穏な様子が覗いた。
明らかに不自然な動きをしている手。
一見何もないけどよく見ていると挙動不審な視線のおっさん。
その前に立っている女の子は俯いていて少し震えているようにも見える。
背が低いのか人に埋もれて俺からは頭の先しか見えないけど、ちらっと見えた制服は同じ高校のものだった。
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バタバタしており、書いて出し状態が続いていて焦っています。
ツキコ
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ツキコ(プロフ) - ななしさん» お返事が遅くなってしまいごめんなさい、、！コメントありがとうございます🥲リアリティ求めてたら書いててちょっと苦しくなりました笑 伝わったようで嬉しいです🙌更新がんばります〜！！ (2022年5月7日 21時) (
レス) id: f54c094325 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 純喜のやつ、リアルでやばいですね⋯お話好きです✨ご無理はせずに！更新楽しみにしています⋯🥰 (2022年3月30日 0時) (レス) @page31 id: 18bfafaa9d (このIDを非表示/違反報告)
ツキコ(プロフ) - はなさん» 外し忘れていました…！報告していただきありがとうございます！ (2022年1月17日 18時) (レス) id: f54c094325 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたっちゃってますよ……！ (2022年1月17日 16時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツキコ | 作成日時：2022年1月16日 22時
