JO1パパ【短編集】 (ページ16)

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そんな素敵なスタッフさん方に囲まれてやっていけてます

今日は久しぶりに2人揃ってオフなので、
息子と娘がずっと来たがっていた水族館に来たわけです

景｢え、あと10分でイルカショーの時間やん!?｣

｢ホントだ!!行こっか｣

ってことで途中経過をちゃちゃっと飛ばして
イルカショー見に来たけど、
そこには平日にも関わらず、家族連れや大学生くらいの集団などなどたくさんの人がいた

景｢なんかめっちゃ人いるな
さっきまで全然いなかったのに｣

｢景瑚くん、そんなに大きな声で喋ったら!｣

(ね、あれ佐藤景瑚じゃない?)

(え、マジで?!)

(ホントだ!!あのスタイルは本物じゃん!!)

(ってことは隣にいるのは!!!)

(((中川A!!)))

｢景瑚くん｣

景｢ん? あー大丈夫っしょ
息子ー娘ー前行こー｣

｢｢はーい｣｣

｢ね、わざわざ前に行かなくても…｣

景｢今日はモデルの佐藤景瑚と中川Aじゃなくて、息子と娘の保護者だから、気にしないの

あの人たちもあーやって話してるだけで、話しかけに来るわけじゃないから、Aは楽しめばいーの！｣

景瑚くんはいつだって他人が優先

息子と娘を楽しませるのは当たり前、Aも楽しんでくれたら俺の勝ち、とかいって朝の準備も運転も全部景瑚くんがやってくれた

終いに家を出る時なんて

景｢うん、今日もAが世界で一番可愛い｣
と言われた

イルカショーを2人より楽しんで見ている景瑚くんを眺めながら、この人と出逢って結婚してよかったなってしみじみと感じた

景｢息子も娘も重くなったな｣

｢ね、いつの間にかどんどんおっきくなって、いつか2人も恋人とか連れてくるのかな〜｣

景｢話早くない?!笑｣

はしゃぎ過ぎて疲れた息子は景瑚くんの、娘は私の腕の中ですやすや眠っている

景｢あの日さ、Aに話しかけて良かったなーって｣

私のお兄ちゃんと景瑚くんが高校で仲良しで、私が中3の時に景瑚くんが家に来て私に話しかけてくれたのがきっかけで仲良くなった

いつだって優しくて、友達思いで、みんなを笑顔にしている景瑚くんに惹かれないわけなくて

お兄ちゃんも景瑚くんもいるという理由で選んだ学校
案の定2人はモテモテだったから、妹ってだけでいじめられたり、執拗に付きまとわれたりもした
仲のいい友達もいたけど、いつだって助けてくれたのは景瑚くんだった

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