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帰宅 ページ15

『……明光』



明「久しぶりだな、A」



『…久しぶり』



明「Aとは帰ってきたときにちょくちょく話してたけど最近全然話してなかったからなー」



『……そうだっけ』



明「ふっ、その返し蛍と一緒だぞ?兄ちゃんと久しぶりにリビングで話そうよ」



『…うん』




明光と一緒にリビングに向かうと丁度蛍が出てきた。




『………』




俺は思わず目を逸らしてしまう。




蛍「…僕自分の部屋行くから」



明「おう」




蛍は階段を上って自室に行った。




『…先風呂入ってくるからちょっと待ってて』



明「わかった。暑いからのぼせないようにな」



『うん』




明光をリビングに行かせ、俺は自室に荷物を置いて風呂場に行く。


湯船の中で目を瞑る。


社会人になってから明光は何度か家に帰ってきた。


でも俺は中3の夏、蛍に酷いことを言ってからなんか明光とも気まずくなってしまい、最近は全然話さなくなってしまっていた。


数十分してから風呂を出てリビングに向かう。


もう母さんと父さんは寝室に行ったようでリビングにはスマホをいじって待つ明光だけがいた。




明「お、待ってたぞ。座りな」




明光が自分が座ってるソファの隣をぽんぽんと叩いたので俺はそこに座る。




明「Aは青城行ったんだよな?」



『…うん』



明「強豪校の練習はどうだ?キツいか?」



『うん…キツい』



明「そっか笑 ウイングスパイカーみんな背高いだろ?でもAなら…



『俺……もうウイングスパイカーやってない』



明「え……」




明光の目が見開かれる。




『失望した…?諦めたな、って』



明「し、してないしてない!ビックリしただけだよ。じゃあ今どこなんだ?」



『リベロやってる』



明「リベロ!?大丈夫なのか?中学時代そんなのやったことなかっただろ」



『中学引退してから独学でやって今は先輩に教わってる』



明「そうなのか…優しい先輩がいて良かったな」



『うん』




気まずいと思っていた明光との会話も、話していくうちに自然に話せるようになってきた。

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イナ(プロフ) - とても感動しました…!更新頑張ってください! (2023年2月6日 3時) (レス) @page50 id: f459994667 (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん - 感動…(´;ω;`) (2022年10月3日 23時) (レス) @page50 id: 8b01e3cba4 (このIDを非表示/違反報告)
RIN(プロフ) - 宮 村 。さん» コメントありがとうございます!! 遅くなってしまうと思いますが是非最後まで見守って頂けると幸いです!! (2022年8月3日 14時) (レス) id: d20930fef4 (このIDを非表示/違反報告)
宮 村 。(プロフ) - 初コメ失礼致します!続編おめでとうございますー!更新頑張ってください! (2022年8月3日 13時) (レス) @page3 id: e0cd2bb1c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RIN | 作成日時:2022年8月1日 10時

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