最悪の開幕 ページ9
月曜日。
いよいよ明日は烏野高校との練習試合だ。
なんか……緊張してきたかも。
花「月島ッ、危な＿＿」
『へ、ぅわっ！』
ぼーっとしていたからか及川さんのサーブが顔面に当たる。
その拍子で俺は後ろに倒れた。
『っ、いてて…』
及「わぁぁぁ！月島ちゃん！ごめん！大丈夫！？」
及川さんがネットの向こう側から俺のすぐ傍まで走ってきてくれた。
俺は上半身を起こす。
『いやあの、俺がぼーっとしてたのが悪いんで…
及「っわ、」
その瞬間、床に垂れていた汗で及川さんの足が滑り及川さんは俺に倒れかかった。
及「っ！」
『及川さんっ…大丈夫ですか？』
及「あー…ごめんごめん！月島ちゃん、ありがとー！」
『いえ、俺の顔面に及川さんのサーブが当たったのは完全に俺のせいなんで…すいません』
岩「及川も月島も大丈夫か？」
岩泉さんが氷嚢を2つ持って来てくれた。
及「だいじょーぶ！さ、練習再開しよ！」
岩「…お前、足捻っただろ」
『……え？』
及川さんが足を…？いつ？もしかして俺を心配して駆け寄ってきてくれた時に…？
及「…やだなー岩ちゃん。俺は大丈夫だよ」
岩「夏の大会まで日はある。明日はただの練習試合だ。今すぐ病院に行け」
及「でもほら、立てるし俺は本当に大丈夫…
岩「行け」
岩泉さんの圧力はすごい。
結局及川さんが折れ、及川さんはすぐに病院へ行った。
俺の…せいか？俺がぼーっとしてたから、俺が集中してなかったから、俺が……
すると俺の頭に手がぽん、と置かれた。
『花、巻さん』
花「自分のせいかもって思ってるだろ」
『…はい』
花「大丈夫。及川は明日絶対来るから。岩泉も念の為行けって言っただけだよ」
『でも俺がぼーっとしてなければこんなことにはならなかったです』
花「月島がぼーっとしてなくても及川は足捻ってたよ。だから気にすんな」
『…はい』
もし明日及川さんが来れなかったら正セッターは矢巾さんがやるだろう。
……最悪の開幕だ。
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RIN(プロフ) - はくろーさん» コメントありがとうございます!! とても励みになります。当方学生の為、少々時間がかかってしまいますが待っててくださると幸いです!! (2022年6月29日 1時) (
レス) id: d20930fef4 (このIDを非表示/違反報告)
RIN(プロフ) - (名前)さん» ご指摘ありがとうございます!! ただいま漫画で確認したところセットカウントが2-0になっていました。自分はこの小説を書く際、漫画の設定を第一に考えてるので今回は修正しなくても大丈夫でしょうか...？ (2022年6月29日 1時) (レス) id: d20930fef4 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年6月27日 21時) (レス) id: fc551a1063 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 決勝は3セット先取だから3:0だと思います！ (2022年6月26日 18時) (レス) @page48 id: dc2b6c0f46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIN | 作成日時：2022年4月29日 16時
