初東京 ページ50
「……ここどこだ」
俺は今日プリンの次に好きなパンケーキを食べに1人で初めて東京に来たのだが……まぁ案の定迷った。
スマホには目的地までのルートが映し出されているが何せ東京は広い。
それに人が多い。ナビなんて見てる余裕ない。
どうしたものかとしばらくその場で狼狽えていると後ろから肩を叩かれた。
…まずい。キョロキョロしすぎて不審者だと思われたか？
バッと勢いよく振り返ると2人の学生が立っていた。
『…なんですか』
見たことない制服だ。
？「見たことない制服だな！この辺の高校じゃないだろ君！」
『え、』
戸惑っていると今度は隣の人が話し始めた。
？「いきなりすみません。どうやら道に迷ってるようだったので俺らで良ければ案内できないかなと思いまして」
『あ、東京の方なんですか？』
？「はい」
？「君はー？」
『宮城です』
？「へぇー遠いな！何しに来たんだ？」
『パンケーキを食べに』
？「スマホ貸して貰えますか」
『はい。どうぞ』
俺は口調からして丁寧そうな人にスマホを手渡す。
その人は俺からスマホを受け取ると隣にいる人と2人で覗き込んだ。
？「あ！俺らの高校の近くにあるぞ！」
？「そうですね。案内します」
『ありがとうございます』
俺は2人の後を追い歩き出す。
歩いてる最中の会話を聞く限り2人は先輩後輩の仲らしい。
？「そう言えば君はなんか部活入ってんの！？」
『はい。バレー部に入ってます』
？「お！俺らと一緒じゃん！ポジションどこだ？」
『リベロです。お2人はどこなんですか？』
？「俺はウイングスパイカー！」
？「俺はセッターです」
？「みんな違うな！」
そんな感じでバレーの話をしてたらいつの間にか目的地に到着した。
？「……ここですね。着きました」
『ありがとうございます。ほんとに助かりました』
？「いえいえ」
？「あ！そーだ！今度の夏合宿で宮城の高校来るよなあかーし！どこだっけ？」
？「烏野です」
？「そう烏野！君は烏野高校？」
『いえ、違います』
？「なぁんだー！君とバレーできるかもって思ったのに！」
『はぁ……』
…なんか後輩さんの方が大人っぽい感じ。
？「じゃーな！」
『はい。お2人ともありがとうございました』
俺は案内してくれた2人と別れパンケーキ屋に並ぶ。
東京にも親切な人はいるんだな…。
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RIN(プロフ) - はくろーさん» コメントありがとうございます!! とても励みになります。当方学生の為、少々時間がかかってしまいますが待っててくださると幸いです!! (2022年6月29日 1時) (
レス) id: d20930fef4 (このIDを非表示/違反報告)
RIN(プロフ) - (名前)さん» ご指摘ありがとうございます!! ただいま漫画で確認したところセットカウントが2-0になっていました。自分はこの小説を書く際、漫画の設定を第一に考えてるので今回は修正しなくても大丈夫でしょうか...？ (2022年6月29日 1時) (レス) id: d20930fef4 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年6月27日 21時) (レス) id: fc551a1063 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 決勝は3セット先取だから3:0だと思います！ (2022年6月26日 18時) (レス) @page48 id: dc2b6c0f46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIN | 作成日時：2022年4月29日 16時
